小説『猫と五つ目の季節』発売からもうすぐ半年が経ちます。ありがたいことに今でも「読みました」と嬉しい感想をたくさんいただくし、ライブ会場でもたくさんの人が本を手にしてくれます。HARCOは春の始まりに「実はついさっき『猫と五つ目の季節』を読み終えました」とメールで丁寧に感想をくれて、「山田くんの言葉で歌ってみたくなりました」とHARCO作曲で僕が作詞をする提案してくれたのでした(その曲は「春のセオリー」という歌になり、次は5月の京都で演奏します)。
猫本専門店神保町にゃんこ堂のアネカワユウコさんが厳選した「にゃんこ本100選」という本があって、それには国内外様々なジャンルの猫本があれもこれもどれも載っているのですが、その文庫化に際して小説『猫と五つ目の季節』を見開き2ページも使って紹介してくださった。僕はこの本を福岡空港の本屋で見つけてとても嬉しかった。他にも保坂和志作小沢さかえ画の『チャーちゃん』、安彦幸枝さんの写真集『庭猫』(安彦さんは巣巣店主岩崎さんの本『小さな巣をつくるように暮らすこと』の写真を担当した方でもあります)等、僕自身も好きな猫関連の本が文庫化を機に取り上げられています。ありとあらゆる名著に囲まれて、本当に光栄です。
版元のミルブックスによるといよいよ初版本が残り少なくなってきたそうで、初版本マニア(そういう類の人がいるのです、僕のような)の方はお急ぎいただきますように。全国の書店で注文可能、すぐ手に入りますし、AmazonをはじめとするWEBストアでは頼んで翌日にはお手元に届くと思います。GOMES THE HITMAN.COMのオフィシャル通販でお買い求めいただいた方には僕が毎度違う猫の絵とサインを描いて送っています。通販分とライブ会場直販分には特典ポストカードもついていますのでぜひご一読いただければ、と思います。本を先に読んで僕の本業を知らない方には『the loved one』というCDがサウンドトラックのように響くと思います。半年経った『猫と五つ目の季節』を引き続きよろしくお願いします。
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オフィシャル通販サイト『猫と五つ目の季節』ページ
Amazon『猫と五つ目の季節』ページ
Posted by monolog at 20:56│
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病気を持つ猫が居るので、発刊されてすぐには読めずにいました。昨年末、猫がいよいよ体調を崩した時、「もしも僕に万が一のことがあればこの本を読むといいよ!きっと癒されるから…」と、表紙のポチさんとともに語りかけてくれているように感じて涙が溢れました。その後、回復し12歳の誕生日を迎えることが出来てとてもうれしく、本、読むことができました。 心の中には、いくつかの扉(木製で白い)があり、「悲しみ」という張り紙が貼ってある扉が、油断すると開いて涙が溢れるのですが、今はその扉がすぐには開かないように、「猫と五つ目の季節」が立て掛けられているというイメージが出来ています。「希望」の扉や最近出現した「夢を見ることばかり考えてごらん」の扉の前にも置いてあります。 実は、どの扉を開けても同じ大きな空間に繋がっているような気もしています。そうだ、その空間に山田さんの曲を筆頭に大好きな音楽を流してみます。 今、猫は「日向の猫」しています。幸せ!。それでも万が一は確実に来ます。その時々でまた読んで癒されようと思います。本を作ってくださって、ありがとうございました。あーポチ実ちゃん愛しいなぁ…。