2016年09月07日

夏の終りに|鎌倉・三島・鎌倉



渋谷WWWのライブが終わって翌日、朝からイラスト描き等の宿題を片付けていたらもう夕方に。この週末を今年何度目かの、そして多分今年最後の“夏休み”と制定、急いで鎌倉へ向かう。第三京浜から、横浜横須賀道路(ヨコヨコ)で海まで走るのが好き、と口ずさみながら。毎年恒例のヒックスヴィルの鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでの夏のライブ、去年はスケジュールが合わずに伺えなかったのだけど今年はなんとか間に合った。満員、ぎゅうぎゅうの会場、この日のヒックスヴィルの演奏も優しく、熱く、穏やかで、楽しく、可笑しかった。ビーチボーイズのカバー「Darlin'」はロッテンハッツとフィッシュマンズがラジオで共演したときにセッションした曲だそうで、佐藤伸治さんによる日本語詞で歌われて、静かに感動した。可愛い歌詞だったな。

この日はディモンシュのすぐそばの雑貨屋 molnでカーネーション直枝政広さんのライブが開催されていたのでヒックスヴィルをちょっと抜けて覗きにいった。ちょうどmoln名物「貸切り図書館」恒例の本の紹介をされているところで、直枝さんの深遠な世界観を知るのに興味深いセレクト。猫が登場するミステリアスな「アダムスキー」を聴けて嬉しかった。広島世羅でのフェスでご一緒できることが嬉しい。また静かに線路を渡ってディモンシュへ戻って、ヒックスヴィルのステージはクライマックスへ。素晴らしかった。元気が出た。打ち上げはディモンシュで。直枝さんやmoln店主あやちゃん、五十嵐くんたちも合流して楽しいテーブルを囲みました。

この日は東京へ戻らず鎌倉の海沿いに宿をとった。夏休みだからそれくらい伸び伸びするのがいい。波の音を聞きながら眠り、波の音に目を覚ます。静岡三島の「クレマチスの丘」へのドライブ、BGMはましまろ『ましまろに』。初めて訪れたクレマチスの丘は予想以上の空間、まずヴァンジ彫刻庭園美術館で「生きとし生けるもの」展を観る。続いてベルナール・ビュッフェ美術館で「ロベール・クートラス 僕は小さな黄金の手を探す」展の会期にぎりぎり滑り込み。感情の発露を描きつけた無数の小さな紙片が刺激的だった。そこからまた茅ヶ崎のほうへ戻って知人のお店SEEPへ立ち寄り、昨日と同じ鎌倉へまた戻って五十嵐くんの家へ。

去年に続いて五十嵐邸に友人集まってのBBQ。わらわらと人が集まってくる。みんな夏を見送りたいのだ。僕は沼津港で買ったイカとアジとホッケを提供。楽しい時間が過ぎて、最後は花火。夏の夜の最後の花火で今年の夏を秋風が塗り替えました。また明日から頑張ろうぜ、という感じで解散し、2日間の夏休みは終了。





Posted by monolog at 13:16│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
とても良い夏休みだったのですね!。 なんて素敵な大きな絵。 ヴィヴモン・ディモンシュには、5月のきたかまフェスの時、山田さんが以前紹介されていたオムライスが食べたくて行った(^^;)ので懐かしいです。 ヒックスヴィルの皆さんと撮った写真の、真城さんの席に座りました、なんて、なんだかうれしい(^^)。 そういえば、インスタの、他の画像で思い出しました。 会計を済ませ、スタッフの皆さんの「ありがとうございました」の声も聞き、外に出てガラス扉を閉めるのと同時にふと店内を見たら、マスターの堀内さん(だったのだと今知りました)おひとりだけが最後の最後にとても優しい笑顔で軽く会釈して下さって、こちらも思わず笑顔で会釈。 そこにはサービスではない本物のホスピタリティが、台詞で言えば、「ようこそおいで下さいました。またいつでもお越しください。お元気で…」というようなことを一瞬で感じ、いちげんさん丸出しで緊張していた私はとっても感動したのでした(T_T)。 鎌倉の良い春の思い出です。 「ヒックスヴィルのライヴも楽しいのよ〜」と札幌のやのお母さんより聞いていましたので、次の機会にチケットが取れたら、ぜひ観に行きたいと思います!。 うははー花火をする山田さん、leteの町野さんがおっしゃった「夏の子ども」っぽくてかわいいです(^O^)。
Posted by motokoishita at 2016年09月08日 01:01