大阪2日目は早起きして星ヶ丘へ。会場の星ヶ丘洋裁学校に向かう前に知人宅で少し早めのランチを頂くことになった。そこで僕を迎えてくれたのはアビシニオンのチョビ。細っこくて、可憐。東京から遠く離れた場所に立ち寄れる場所が増えるのは嬉しいことだ。1時間少しの滞在だったけど猫は可愛く、ご飯は美味しかった。なんとか持ちこたえるかと思った雨が降り出した。
この日のライブ会場は星ヶ丘洋裁学校、なんと昭和23年設立の歴史と趣きのある場所。僕は故・永井宏さんの本を読んで一度訪れたいと思っていて、その願いが叶った。緑の深い、そこだけ独立したような空間でした。ライブは予定よりもかなり早く進行していて、僕のステージに間に合わなかった人もいたかもしれず申し訳ありませんでした。鎌倉のUPPONSが歌うのを聴きながら空を睨みつつ、しかしこの状況を楽しむのがいいなと思い、車に積んであったレインブーツと帽子、ポンチョなんかも着たりしているうちにワクワクしてきました。
京都の川本くん(ははの気まぐれ)が「遊びにいきますー」と連絡をくれたのでそのままステージでパーカッションで参加。打ち合わせ一切ナシにも関わらず、子ども用のおもちゃをいい感じで鳴らしてくれた。前日から星ヶ丘でのイベントに参加していた鍵盤奏者イシカワアユミさんも鍵盤ハーモニカで飛び入り。演奏するのはジョナサン・リッチマンの曲に永井宏さんが日本語詞を付けた「アイスクリームマン」、そしてそぼふる雨を見上げながらの「レイン、レイン、フォーリング・ダウン」(僕の演奏が終わる頃には雨はやみ日差しが。時計を見たらもともと僕が演奏を始める予定の時間だった)、そしてもはや永井さんのオリジナルと言ってもいいような「くよくよするなよ」。短い時間でしたがとても楽しく演奏できました。
その後も賑やかな演奏が続きました。音楽と言葉、そしてダンスは途切れることなく、気付いたら少し明るくなった空にやたらたくさんのトンボが飛んでいた。遠くまで駆けつけてくれたお客さん、枚方T-SITE北村さん、あの場所にいた皆さん、イシカワアユミさん、川本くん、僕のわがままを聞いてこのお祭りに混ぜてくれたjamjamjamの皆さんに感謝。来年は鎌倉開催とのこと。またぜひ仲間に入れてもらえたら嬉しい。せっかくなので帰り道に枚方T-SITEに寄って散財(T-SITE北村さんに年に2回もこの街に来るとは奇特やで、と言われました)。
関西シリーズ、また来月には奈良で大塚いちおさんと、そして大阪で今度はバンド編成で。まだまだ今年も何度も会いましょう。