2016年12月02日

基山フューチャーセンターラボ1周年記念イベント(2016年11月27日 @ 佐賀 基山フューチャーセンターラボ)【ライブ後記】



先週末日曜日の話。朝ホテルをチェックアウトしてから天神、舞鶴と散策。レコード屋巡りは旅の隙間の幸せな時間。福岡の街はどこも賑わっていてキラキラしている。雨が降り出して博多駅方面へ戻る。昔は博多駅近辺なんて何も見るところがなかったのに、今は駅ビルの充実ぶりがすごい。来るたびに変わる。ごぼう天うどん(福岡のマストアイテム)を食べて、いよいよ故郷である佐賀県基山へ。福岡の街とは正反対に、車窓の景色は昔と全然変わらない。博多から電車で23分、あっという間に故郷へ到着。

基山は閑散としていて、いつもの故郷だった。去年は役場の広場に設置されたトレーラー、今年の春は新しくできた図書館がステージだった。そして今回の会場、駅前にあるという基山フューチャーセンターラボを目指す。駅から歩いて数分でたどり着いたのはとてもきれいで洒脱なスペース、併設する古い蔵をリノベーションしたエリアには都会的なセンスのお花屋さん。こんな場所があったなんて全然知らなかった。正直どれほどの数のお客さんが来るのかわからない状況だったのだけど、ふたを開けてみたら50名近い大盛況な宴となりました。

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老若男女とはこのことか、という客席を眺めながら、1曲1曲説明しながら演奏。故郷で歌う「home sweet home」、故郷を離れるときの気分とシンクロする「blue moon skyline」、『猫と五つ目の季節』を読んでくださっている方も多かったので「ポチの子守唄」で涙するご婦人もいらっしゃいました。客席には図書館のスタッフ、基山町長の姿も。「第2の人生」を歌うとどこからか「ララララ」と甲高い声がして眺め見るとそれは同級生の娘さんだった。「この広い世界で」というのは僕の旧友が参加した「Nっ子クラブ カンガルーの親子」という、超低出生体重児として生まれた子と親の会のために書いた歌。「ただいま、おかえり、ありがとう」というリフレイン、照れくさいけれどこの日の会場にはよく似合う歌でした。

「夕暮れ田舎町」はこの町の景色を描き込んだ歌なので感慨深い。少し前に「基山の歌をいつか作って欲しい」というリクエストをいただいていたのだけど、まさかこの日披露するとは思うまい、と頑張って(福岡のホテルで歌詞を書きました)サプライズで演奏。まだタイトルもない歌、しかしスタッフの皆さんも涙を流すほど感動してくれて、こっちも同じように感動した。最後の歌を歌ってもたくさんのアンコール。「calendar song」の「言う!そう!」のコール・アンド・レスポンスと手拍子もびっくりするくらい大きかった。何より嬉しかったのは故郷基山で、2時間弱のいつも東京や他の都市でやっているような内容のライブをこの場所で同じように遠慮なくやれたことだ(去年や今春のライブは短い時間のライブだったから)。終演後、お年を召した方にも「感動したよー」と握手を求められたり、同級生たちとちょっと気恥ずかしい気分で挨拶をしたり、素晴らしい夜になりました。

基山フューチャーセンターラボは数々の催しをやっているが、とてもクオリティの高い内容で驚いた。親しいところでは大阪のスタンダードブックストアのボスである中川さん、ダイアローグ・イン・ザ・ダークを主催される方の講演など、興味深いものばかりだった。もし僕が基山に住んでいたらこの場所に通いつめになるかもしれない。「基山は好きですか?」とラボの方に唐突に尋ねられて答えに窮してしまったのだけど(故郷は遠くにありて思うもの)、やはり自分にとってこの町は他のどことも違う特別な場所なのだと改めて思う。また来年、歌いにいきます。会場にお越しの皆様、いろいろお手伝いいただいたスタッフのみんなにも大きな感謝を。ありがとうございました。

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Posted by monolog at 11:30│Comments(0)TrackBack(0)

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