2016年12月27日

GOMES THE HITMAN with 杉真理 “猫町オーケストラ vol.17”(2016年12月11日 @ 恵比寿 天窓 switch)【ライブ後記】

もう2週間以上経ちましたが、ライブ後記を淡々と頑張って追いつきたいと思います。時間が経ってもどのライブも鮮明な記憶が薄まらないほど充実したステージを重ねることができて幸せです。前日のバンド編成山田稔明ソロ楽曲とは当然ながらまったく内容の違うGOMES THE HITMANとして春以来の演奏。活動再開以来念願だった杉真理さんをゲストに迎えてのスペシャルな夜でした。午後会場入りして開場時間ぎりぎりまでみんなで真剣に練習(おもにコーラスパートを何度も何度も)。新しいお客さんも昔からのお客さんも、フロアも階上もぎゅうぎゅうになるほどの盛況、満員御礼。完璧なシチュエーションでライブはスタートしました。

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僕が煽ってオールスタンディングの状態になり、今年でリリース15周年となった「饒舌スタッカート」からスタート。続く「雨の夜と月の光」ではみんな上手にリズムを取って踊っていました。「街をゆく」が熱気を後押し、僕がエレキギターをかき鳴らすのは最近ではなかなか稀有なシーンなので新鮮に感じた人も多かったか。今年2月に急逝した村田和人さんがコーラスアレンジしてくれた「僕たちのニューアトラス」は目眩がするほどのギターポップだが、時代が一回りして2016年に有効なポップスに昇華した感覚がありました。

堀越和子ソロアルバムのなかで村田和人さんがハーモニーボーカルを添えた「さよならは続く」を村田さん自身のボーカルトラックと同期して、メンバーも声を添えて再現。とても良い曲。堀越ソロをやるなら、とステージ上で思いついてみんなに無茶ぶり。「スミス」という大学時代に演奏していた曲をぶっつけ本番で。みんなちゃんと完奏できてさすがだなあと感心して感動。23年の時が巻き戻った気がしました。「keep on rockin'」を高らかに奏でていよいよ大先輩杉真理さんをステージに呼び込んだ。

杉さんと向き合うときの安心感をどんな言葉で伝えたらいいだろうか。大滝詠一さんが亡くなった直後の杉まつりでも僕は杉さんの前で泣いてしまったし、村田さんが旅立ったときも杉さんは力強い支えだった。GOMES THE HITMANのステージ上で杉さんを迎えて僕の目には涙が浮かんでいたと思う。2000年『cobblestone』のなかで静かなプロローグを引き裂くファンファーレのように鳴る「言葉はうそつき」からセッションスタート。続く「午後の窓から」はとても高度なコーラスワークを再現するのに僕ら自身が発売当時長く苦しんだ歌。この日は杉さんの声を伴ってここ20年で一番いい「午後の窓から」だったのではないか。軽快な「7th avenue」は杉さんに課題を出されて書き下ろした僕にとって夏休みの宿題。僕の音楽が“ネオアコ/ギターポップ”から“ポップス”にリーチを広げるきっかけになった。

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今年は村田さんのことがあったので、何度も杉さんと一緒に歌を歌う機会があった。杉さんを迎えたステージで村田和人さんプロデュースの楽曲を演奏したら村田さんが飛んでくるんじゃないかな、と思ったので「緑の車」を。リハーサルしながら「この感じ、村っちゃんだよねえ」と何度か笑った。そして今年2月に新作用として村田さんの曲に僕が歌詞を書いた新曲を初めてバンド演奏。タイトルは「(Nothing's gonna change)LOVELY DAYS」、なにものにも愛すべき日々を変えることはできないのだ。村田さんは僕の歌詞を受け取って「サビ前の『笑ってさあ、笑ってさあ』っていうところお客さんみんな歌いたくなるだろうなあ」と褒めてくれたのが最後のメールだった。そういう曲になるように引き継いでいきたいと思う。杉さんがGOMES THE HITMANと仕事をしたときにインスパイアされて書いたという疾走感溢れる16ビートの「WAVE」を共演。ポップスの真髄を見ました。

再び4人だけになって、「愛すべき日々」「サテライト」「手と手、影と影」と続く21世紀のGOMES THE HITMAN楽曲。うまく言葉にできないが、自分のなかにあった様々な呪縛がここ数年で解けていくような印象があり、歌うのが楽しくなった。特にこの日の「手と手」は、ずっとこういうふうに歌い演奏したかった響きを孕んでいて、個人的なハイライトとなった。本編最後は「拍手手拍子」この曲も15周年、ポチが鋭い眼光で見つめるジャケットをまとって世に出たメッセージソング。会場じゅうの手拍子の響きよ。GOMES THE HITMANって良い曲ばっかりで良いバンドだなあと自画自賛したくなりました。


アンコールでは恒例のくじ引き大会。特賞はステージで一緒に演奏する権利2名様でした。恥ずかしかっただろうに頑張ってリズムを刻んでくれたお二人に感謝。「churchbells ringing」という僕ら唯一のクリスマスソングを演奏しました。そして再び杉さんを呼び込んで、さらには村田さんにも声をかけて「Brand New Day, Brand New Song」。満開のハンカチが舞うシーンをようやく観ること叶いました。最後の最後は「maybe someday」で大団円。笑顔溢れる、なんと素晴らしい夜だったか。最後まで付き合ってくれてありがとう。言葉ではうまく言えないけれども!

メンバー、スタッフ、天窓switchの皆さん、そして全国から駆けつけてくれたお客さんに大きな感謝を。

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写真:三須百合子


来年も年明け一発目は杉まつりです。ぜひ一度ご来場ください!


2017年1月2日(月)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
“吉祥寺の杉まつり2017 - 鶏が先か、杉まつりが先か”


出演:杉真理、伊藤銀次、井上昌己、岩澤幸矢、遠藤響子、川久保秀一、
SACHA KNITZ、鈴木雄大、種ともこ、東郷昌和、十×十SATisFaCtiON、
なかの綾、野田幹子、松尾清憲、Mrs.Twilight、山田稔明、渡辺かおる(五十音順)

演奏:紅茶キノコ&ゲストミュージシャン
田上正和、橋本哲、星宣彦、山本圭右、稲葉智(Guitar)
藤田哲也、関雅夫、谷口守(Bass)坂本洋、小泉信彦、細井豊(Keyboard)
清水淳、杉未来、高橋結子、里村美和、村田彼方、小板橋博司、丹菊正和(Drums, Percussion)
15:00開場 16:00開演/前売6000円(全席自由・ドリンク代別途)
*チケットについては会場HPをご覧ください

STAR PINE'S CAFE(http://www.mandala.gr.jp/spc.html
〒180-0004武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251

Posted by monolog at 09:59│Comments(0)TrackBack(0)

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