2017年05月11日

発売から3週間が経ちました|『猫町ラプソディ』感想コメント2

『猫町ラプソディ』に寄せられた感想コメント、パート2を紹介します。




山田さんはインスタグラムに日に何度も写真をアップする。ブログだって毎日更新する。
だから私は山田家の猫たちのエピソードはたいがい把握している(好きすぎて
猫町オールスターズをモデルにしたフェルト猫たちを作ってしまったほどだ)。

それにもかかわらず、『猫町ラプソディ』をはじめから終わりまで新鮮な気持ちで読んだ。
初出のエピソードにはドキドキしながら、既知の出来事にもふふっと笑いうんうんとうなずき、
ときに緊迫したシーンに息をのみながら。

山田さんの文章からはそこにどんな風が吹いたか、どんな光がなにを照らしたかを、
その場に立ち会ったかのように感じることができる。その感覚が心地よく、
知っているはずのエピソードを山田さんの言葉で繰り返し体験すること自体が幸せな時間なのだ。
大好きな曲をくり返し聴いてしまうように。

もし我が家の猫が言葉を理解できたら、添い寝をしながらこのエッセイを読み聞かせる。
「今日はどこがいい?」と聞いたら猫は「ポチ実ちゃんが来たところ!」と答えるだろう。
私は「えーまたー?」と言いつつまんざらでもない気持ちでそのページをめくる。
そんな妄想をしながらまたはじめから読み返している。

——猫ラボ(フェルト猫作家)


「人は猫と暮らす人生、猫と暮らさない人生、そのふたつしかない」や
「うちの猫は日本で一番目か二番目にかわいい」という山田さんの言葉に、
猫と暮らす人生が始まったばかりのころの私にはピンとこなかったのですが、
猫との暮らしが長くなるにつれて、今では共感しまくっています。

でも「猫=自分が大切にしている大好きなもの」と思い浮かべながら読むと、
猫と暮らす人生、猫と暮らさない人生、どちらを送っていても
猫に向けられた山田さんの言葉にきっと共感しまくってしまうはず。
縁あって猫と暮らす人生が始まったことで、

たくさんの猫友達ができたことへの感謝の気持ちもこめて、
これからも山田さんをはじめ、猫友達と会うときは猫正装で参ります!

——イナキヨシコ(イラストレーター)



山田さんは猫でできているのではないか!? そんな風に思えてきました。
それくらい猫たちへの愛情溢れる言葉に、じんわり優しい気持ちになりました。
幸せは身近なところから。
山田さんの暮らしの中で紡がれる歌と同じように、愛に溢れた一冊です。

——宮川 敦(NAOT



Posted by monolog at 09:48│Comments(0)TrackBack(0)

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