2017年06月11日

4時間続くポップスのパレード

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昨日のこと。ずっと自宅スタジオでライブ盤CDのための作業、30度にもなる快晴の窓の外を恨めしくにらんでいたのだけど、夕方から調子が乗ってきて「to do リスト」のある程度が完了。そそくさと出かけて中央線に乗って夕暮れの高円寺へ。以前にも何度か出演させてもらった“POPS Parade”というイベント(今月末の下北沢ラプソディでもお世話になる)に間に合った。ライブハウスに向かう途中で高円寺散策中の高野寛さんにばったり。高野さんは過去の記憶の中の高円寺との風景の相違に時の流れを感じていたけれど、僕もSALON/by marbletronというスペースがなくなってからは足を運ばなくなってしまった街なので新鮮。

会場には知り合いミュージシャンが多くてたくさんの挨拶を。黒沢秀樹さんに会うのは昨年秋以来か、「元気ですか?」「相変わらずさ」といつものように猫の話など。秀樹さんのステージはリズム隊を伴ったトリオ編成でとても音楽的で、その声とグッドメロディに惹き込まれた。エレキギターを抱えた高野寛さんを呼び込んでのセッションも素晴らしくて、いくつものディケイドを経て蘇るL⇔R楽曲にしびれました。

3月の蔵前以来で触れる高野さんの弾き語りは、天井の高いライブハウスの照明の下では神々しささえ感じられて、「夜の海を走って月を見た」は青い夜空を背景に歌が響きました。「風をあつめて」や「Coffee Milk Crazy」等、レアなカバーを交えながら、最後に歌われた「確かな光」に感動。約4時間、良質な音楽が流れ続ける良いイベントでした。

終演後、機材やガジェットの話で盛り上がる秀樹さんと高野さんを眺めながら、お二人とも尊敬する大先輩だけれど、永遠のロック少年の姿をそこに見た夜でした。

Posted by monolog at 11:39│Comments(0)TrackBack(0)

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