2017年09月09日

“夜の科学 in 名古屋ー夏の日の記憶と記録(2017年9月3日 @ 名古屋 大須 モノコト)【ライブ後記】

先週末の日曜の話。奈良をお昼過ぎに出発して車で2時間で名古屋へ。日差しも強くむっとする暑さ。8月は終わったが、まだ夏の名残りがある。モノコトについて準備をしている間もずっと汗が流れて大変だった。前回は高橋徹也さんとの2マンだったので名古屋でフルセットの弾き語りは1年ぶりか。とても熱心に歌に耳を澄ましてくれる街、という印象がある。男性客が多いのも特徴。9月に入ったので“9月の歌”を残らず演奏しようと思った。とても静かな9月の夜、まずは「harvest moon」からスタート。

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「遅れてきた青春」は「夏休みの最後の日曜日に」というフレーズを抱くが、残暑のこの日はまさにその日という感じがした。秋の風の気配を探しながら。「どこへ向かうかを知らないなら…」も9月になると思い出すことを歌う曲。大阪で評判のよかったサトミツ&ザ・トイレッツの曲も披露。リクエストを受けて歌った「愛すべき日々」がこの日はなんだかとてもいい具合に(自分に)響いた。良い曲だなあと客観的にしみじみ思ってしまったのだ。

「小さな巣をつくるように暮らすこと」は『DOCUMENT』収録の新しい曲だけど、歌うたびに大きく育っていく感じがして頼もしい。もはや自分の手を離れて歌が自我を持ち始めている。「calendar song」、さらにリクエスト曲として「SING A SONG」を演奏。「memoria」もそうだが、みんなで一緒に音楽を奏でる時間というのは本当に楽しい。アンコールでは前日に初披露した「僕たちの花火」を特別に再演、夏の最後の思い出作りを。「あさってくらいの未来」も声がすーっと伸びていくのがわかって良い歌を歌えたなあと思いました。最後は生声、生ギターでキャリア始まりの歌「僕はネオアコで人生を語る」で締めくくり。とてもいいライブだったと思います。

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大須モノコトはおもちゃ箱をひっくり返したような楽しいハコ。大須の街の猥雑とした愉しさも相俟っていつ来てもワクワクします。また来ます、名古屋。たくさんのご来場ありがとうございました。

Posted by monolog at 00:28│Comments(0)