

14時に始まった第一部、今年は基本に立ち返って、「blue moon skyline」「街をゆく」「pilgrim」と“旅”にまつわる歌から始まるセットリストに。秋のアンセム「アップダイク追記」はアアルトコーヒー庄野さんと繋がった曲。この前日に観た映画『パターソン』は僕の中で完璧に「notebook song」と符号が一致。映画の話とあわせて演奏、良いタイミングでした。バリ島で作った新曲もほやほやの状態で披露しました。ギタレレで歌った「ぼくのミシシッピ」は子供の頃大好きだったアニメ「トム・ソーヤーの冒険」のエンディングテーマ。人生で初めて聴いた旅の歌、かもしれない。自分の世界観はこの歌に色濃く影響を受けていると改めて思いました。
17時の第二部、高橋徹也さんや佐々木真里さんが遊びにきてくれて、またピリッと背筋の伸びたライブができた気がします。「遅れてきた青春」の「何を言えば君のお気に召す詩人になれるんだろう」というフレーズからまた映画『パターソン』の話へ。ジャクソン・ブラウンのカバー「青春の日々」も交えて夕暮れ時に相応しい内容になったと思います。最後の最後に「hanalee」、最近この歌がまた大好きになってきた。もはや僕の手を離れた、信じられないほど良い曲。



この日はコラボレーションCD発売という記念すべき日だったのですが、「山田さん、これプレゼントです」とトラベラーズチームから渡された包を開けるとそこには特製のギターストラップが!昨年の打ち上げで僕がトラベラーズノートの革でストラップ作ったら素敵じゃないか、と話していたことを具現化してくれたのだ。ギターストラップって市販のものは本当に長さやサイズ、色が理想にかなうものが少なくていつも課題だったのだけど、トラベラーズファクトリーが作ってくれた完全オーダーメイドのこれはきっと一生モノのやつだ。今年の打ち上げはやたら楽しくて何を話したか忘れてしまった。また来年のトラベラーズファクトリーとのイベントにつながる何かがそこにはあっただろうか。
また来年!