2017年10月25日

むさしの猫のマルシェ(2017年10月15日 @ 武蔵境 境南ふれあい広場公園)【ライブ後記】

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先々週の日曜日のこと。屋外のイベントなので天気が心配だったのだけど、この日はずっと冷たい雨が降る天候となりました。午前中から武蔵境へ出かける。雨の中でテント設営やお店の準備をする皆さんの姿を見ていたら、なんだかフェス感覚になってきた。そう、今年のフジロックも雨が止む時間はなかったけどあんなに楽しかったじゃないか。近藤研二さんもお昼過ぎに到着してわれわれquilicoのテントも準備万端、足元の悪いなかイベントスタートからひっきりなしにいらっしゃるお客さんに感謝の気持ちしかありませんでした。

僕の最初の出番は山下しづ香さんの『明日もいっしょにおきようね 捨て猫、でかおのはなし』朗読。実際にあった話をもとにした物語に耳を傾けながら音楽を添えました。テントでの様々なお店も猫をテーマにした興味深いものばかり。仲良しのカフェ長男堂率いる「出張 猫屋横丁」のあたたかいスープが冷えた身体に染みます。自分が晴れ男だという自負があるので「やまない雨はないさ」と空を見上げていたのだけど、そううまくは事は運ばない。ついに降り止まない雨のなか近藤研二さんとのステージが始まります。

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傘の花がたくさん咲くなかで、リハーサルがてら「雨の夜と月の光」を。寒い日には身体を揺らすことができる歌がいいね。近藤さんとのデュオは2月のちよだ猫まつり以来。僕らの住む猫町は今年はタフな年になったけど、こうやってニコニコ演奏できることが嬉しい。「太陽と満月」「猫町オーケストラ」「日向の猫」もちろん猫の歌ずくし。僕はソロで「きみは三毛の子」、近藤さんは「猫のふみふみ」。好きなものを好きだと宣言することでポジティブな力が波及していくように「my favorite things」。「calendar song」でコール・アンド・レスポンスしていたら、は!雨が止んでいる!みんなが傘をたたみ始めた。みんなに笑顔が灯って嬉しかったです。

泣きやんだ空、だんだん暮れていく日差しのなかで演奏は佳境。「第2の人生」という言葉は保護猫活動をサポートするときに有効なキャッチコピーだなと思いました。いいことがあるように唱えるおまじない「toi toi toi」で締めくくる素晴らしい流れになりました。この日の近藤さんとのセッションは打ち合わせなし、ぶっつけ本番の真剣勝負でした。quilico編成は阿吽の呼吸なのです。長時間のイベント、足元の悪いなかたくさんのご来場本当にありがとうございました。そして猫のマルシェ開催のために長い時間をかけて準備してきたスタッフの皆さんの労力に心から感謝を。心づくしの猫の祭典でした。また来年も。

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Posted by monolog at 11:14│Comments(0)