エレファントカシマシのライブを初めて観た。それがデビュー30周年記念ツアーのファイナル、さいたまスーパーアリーナのソールドアウト公演だったことはとても幸運。エレカシがデビューしたのは多分僕がまだ中学生だった頃で、30年というのはそういう長い長い時間なのだ。冒頭2曲目でアリーナの天井から無数の風船が客席に降り注ぐのを見てとても感動。ストリングスとブラスを交えたロックンロールオーケストラ、ものすごいものを観たなあという気持ちのいい脱力感。歌も演奏もすごかった。どれだけ控えめに言っても“最高”のライブでした。
4人のメンバーだけで演奏した「悲しみの果て」、今年初めて眺めた桜吹雪、弾き語りの途中で宮本浩次がイヤモニを耳から引っこ抜いた瞬間、そして「四月の風」でのフィナーレ。エレカシの歌を聴いて心が震えるのは、過ぎた過去を振り返ることよりも、明日やその少し先の未来に向かって「さあ行こうぜ」と希求して手を伸ばす歌がたくさんあるからなのだなと思った。「おれも明日からまた頑張ろ」と勇気づけられたのです。3時間半近いステージが本当にあっという間だった。
素晴らしい夜でした。この機会をくれた友人に感謝。
Posted by monolog at 12:49│
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