2018年05月22日

キチロック2018大打ち上げ祭り(2018年5月20日 @ 南青山 月見ル君想フ)【ライブ後記】



2月に続いて5月も盛り上がったキチレコ展。音楽とかレコードとかものつくりを面白がってやる機会をいただいて刺激になります。その打ち上げのお祭りとなるライブが月見ル君想フで行われました。絵を描く職業の皆さんと音楽家のわれわれ、基本的には同じマインドを持ちつつも異文化コミュニケーションがとても楽しいのです。楽しそうに音楽を鳴らす先生方皆さんのステージを見るといつもハッと気付かされるものがある。この日もそんな日でした。

itokenさんがドラマーとして参加することになったので、僕と近藤研二さんと伊藤健太(じゃない方のイトケン)でバンドをやろうということになった。このメンバーは8月開催の猫町フェスのバンドで、このステージが始動第一弾となりました。しかしリハーサルの時間は取れず当日のサウンドチェック30分だけの確認。ベースのイトケンはサトミツ&ザ・トイレッツで僕の曲に慣れていたし、itokenさんは2001年から一緒に演奏しているし、近藤さんは勝手知ったるものなので、4人の化学反応は予想通り素晴らしいものがありました。

リハから本番までの時間、近藤さんは「猫カフェ行こうかなあ」と、らしいことを言っていたけど猫のイラスト展に行ったみたい。僕はitokenさんとなんとなくワタリウム美術館まで歩いていって眺めて、その後はコーヒー一杯飲みながら最近のいろいろ近況報告。久しぶりにゆっくり話ができた。天気のいい、気持ちのいい日。会場に戻るとたくさんのお客さん、HMV吉祥寺の店長さん副店長さんたちも来てくれて、キチレコの人懐っこさと人気を再確認しました。

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さて猫町フェスバンドのステージはまず、僕の弾き語りからスタート。キチレコ撤収の日に浅田弘幸先生が「山田さん、HMVイベントのとき『天気読み』歌ったんですね…」と声をかけてくださっていたのでオザケンカバーをやろうと思っていたところ、しばし中断したステージ進行の間になんとなく気が変わって「きれいな言葉で」という未発表曲を歌いました。近藤さんに「いい曲だね」と言われて嬉しかったな。近藤さんのソロが終わっていよいよ4人組バンドでの演奏。

「太陽と満月」は気づいたらベースのイトケンがコーラスをしていてニヤリとする。僕は散々イトケンをいじるわけだけども彼のベースには実際僕の背中を後押しする小気味よさがある。バンドで演奏するむぎ(猫) カバー「天国かもしれない」もすごく良い感じだった。「toi toi toi」も未知の領域で、猫町フェスがいっそう楽しみになった。もうすでに猫町フェスが終わることが寂しくなっている。久しぶりのバンド演奏、それが初めての組み合わせだったからすごく楽しかったのです。とにかく朝から長い一日だったので(お昼までレコーディングしてて、前日の2時間弾き語りもじわじわ効いてた…)僕は集中力が切れてしまったとこがあって猛省。メンバーがそれを笑い飛ばしてくれる感じもバンドっぽくてよかった。

最近近藤さんもitokenさんも兄のように感じる。itokenさんが「あんちゃん」で近藤さんが「チイ兄ちゃん」、そうなると僕はいしだ壱成だろうか。吉祥寺までの帰り道でも車中3人で静かに淡々とおしゃべり。「気の置けない」とはこういうことだなあと思った。そして気を使わなくていい伊藤健太はやっぱり「じゃない方のイトケン」、帰り道で僕らは「あいつのベースいいよねえ」と話したのです。このメンバーにむぎ(猫) が加わる猫町フェス2018はきっともっと面白くなる。とても楽しみ。キチレコメンバーの皆さんも本当に優しくて楽しい方ばかりで、この集まりに誘ってもらって本当に幸せ。上條先生とJOY POPS、スライダーズの話ができるなんて中学生の僕は夢にも思わなかったでしょう。また次回もよろしくお願いします。ご来場の皆さま、ありがとうございました。写真は楠 聖子さんに撮っていただいたものです。

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Posted by monolog at 09:16│Comments(0)