やっぱりソロでのインストアとは全然違うなあと機材搬入、そして設営からリハーサル。今回PAを上野洋くんにお願いした。フルート奏者として夜の科学オーケストラでの活躍はご存知だと思いますが、GOMES THE HITMAN「bluebird」「男なら女なら」でもレコーディングに参加してもらった馴染みの音楽家、エンジニアとしても才能ある彼のバックアップは嬉しかったし安心感がありました。5人目のメンバーみたいに見えたんじゃないかな。金曜日の夜、たくさんのお客さんが集まってくれて開演時間を迎えました。


ライブハウスとは違って照明の具合とか観葉植物の雰囲気もあってリラックスしたおしゃべりから「虹とスニーカー」からスタート。『SONG LIMBO』と『00-ism』は対称的な作品だけど、2018年にこうやって並べて演奏することができて嬉しいし、2018年以降のGOMES THE HITMANにとってとても意味のある夏を過ごしていると思う。この日もバカみたいに暑かったけど僕らが知らない間にものすごいスコールが降ったらしい。「晴れた日のアスリート」はこんな日に似合う。ここまで須藤さんはエレキギターを。アコースティックって足りない部分を面白がっていろんな試みができて楽しい。
続いて『mono』から「情熱スタンダード」。インディーレーベルからリリースしたこのアルバムがVAPとの契約のきっかけになって2003年の『omni』へと繋がっていく。その1年ちょっとの時間が濃厚過ぎる。「愛すべき日々」を演奏しているときに15年来の付き合いのディレクター氏の顔が見えたけど感慨深そうな顔をしていたと思ったけど、気のせいかな。「day after day」は演奏するのがとても楽しい。こういう軽やかな16ビートの曲は昔よりも今のほうが上手にプレイできる。時を経て“やり直し”がきくのも長く続けることの利点。
僕らのことを「明日は今日と同じ未来」で知ったという人も結構多い。ある世代は深夜アニメをよく見てるんだなあと当時も感じたものだ。10余年経って歌詞が自分に跳ね返ってくる感覚。最後に「手と手、影と影」を歌っていると後方にお客さんの数がぐっと増えたような気がした。これもCMソングとして不特定多数の人の耳に残る機会を作ってもらって本当にありがたかった。僕らの代表曲だと改めて思います。



終演後のサイン会は列が長くて驚きました。メンバーが揃って並んだ風景は珍しくてシュールだったと思います。「初めてゴメスの演奏を観ることができました」とか「10数年ぶり」とか「手と手を生で聴けて感動しました」とか、みんなの言葉がどれも胸に響きました。他のメンバーもそうだったんじゃないかな。休みなくずっと駆け抜けてきて辿り着いた蔦屋家電でしたが、豪華なボックスセットと同様に、ご褒美みたいなキラキラした時間でした。たくさんのご来場ありがとうございました。偶然足を止めてくださった方もまたどこかで会いましょう。VAPスタッフ、足を運んでくれたブリッジINC.担当氏、そしてストレスない環境を作ってくれた蔦屋家電とCCCの皆さん、上野くん、友人知人、そしてご来場いただいた皆さんに心から感謝を。
さあ、次はライブハウスでお会いしましょう。
