ポチ実という三毛猫と暮らしています。4歳、育ち盛りで元気そのもの。先日ライブ終了後にお客さんにサインしたり握手したりするなかで「たまにポチ実ちゃんのことをブログに書いてください」という言葉をいただき、なるほど、インスタグラムには毎日毎日猫の姿をポストしてるけど長い文章でポチ実のことを書く機会は忙しさにかまけて減ってきたのだなあ、と思ったのです。ポチ実は猫なので、本能のままに気ままに毎日を過ごしています。だいたい毎朝僕と同じタイミングで起きて、あくびをして、伸びをして、ご飯をねだる。それが済んだら外に出せと騒ぐから、首輪とリードをつけて庭に放つのです。
うちの小さな庭は道路と面していないのだけど、お隣の庭とフェンスで区切られていて、何度かその隙間から侵入したことがあった。お隣にはノアちゃんというベンガル猫とリルくんというマルプー犬がいて、彼らの庭を我が物顔で闊歩する姿は、なんというか、自由そのものである。「チミちゃんにうちに来てもらえるのは嬉しいので」とお隣からは侵入許可をいただいたのでここのところ毎日抜け穴をくぐってはお隣へ行き、窓からノアちゃんリルくんを挑発している。暖かくなったらフェンスの扉を開放して向こうからも迎えられたらと思っているのだけど、内弁慶ポチ実がどういう態度を示すかはわからない。
もともと野良猫だったのを保護したから、ポチ実は僕にはいまだに警戒心を解いてないところがある。僕がヒシッと捕まえてうちの猫にしたから彼女にとっては僕は「アタシを捕まえたニンゲン」なのだ。だからこれまで布団に入ってきたり、膝に乗ってきたりしたことがなかったのが、昨日の朝(とても寒い朝だった)ついに僕の布団のなかにもぞもぞと入ってきたのである。僕も一気に目が覚めて、そのゴロゴロいう音を聴きながら、わきの部分に空間を作ってそこにポチ実を落ち着かせ、丸くなったポチ実の体に沿って僕も丸く彼女に寄り添った。途中で伸びをしたりクルッと寝返りを打ったりするのが可愛くて、20分かそこらだったと思うけど、もうこれはとにかく至福の時間で、週末のライブのあとバタバタとしてくたびれ果てていた僕にとってはこの上ない癒しだった。わあ、これからしばらく毎朝ポチ実とのいちゃいちゃタイムが始まるのかと、冬の到来を嬉しく思ったのでした。
そして今朝、ポチ実が布団に入ってきたかというとそううまくはいかなくて、とても晴れて暖かい陽光が差し込む僕の仕事部屋の陽だまりで、ぐーぐー言いながら一人で寝ているのを発見。もっともっと冬が寒くなればいい。
ポチ実のことは大河ドラマのような長編連載が継続中。以下のリンクからどうぞ。
Posted by monolog at 09:56│
Comments(2) │