2018年12月19日

なんということでもないテレビの話

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我が街に映画館アップリンク吉祥寺がオープンした。もともとパルコブックセンターだったところがこんな洒脱な空間になるとは驚いた。5スクリーンもある本格的な施設で、吉祥寺には去年ココマルシアターっていうのができたから映画館が4つある街になった。今年は本当にバタバタと忙しく映画を映画館で観る余裕もゆとりもなかったから(クイーンの映画もまだ観てない)来年はなんとか吉祥寺の街を右往左往して素晴らしい映画体験をしたいと願う。

僕は家のテレビで映画を観てるとリラックスしすぎて寝てしまうのです。そもそも真剣にテレビを見つめるということをそんなにしないのですが、それでも、NHKの朝の連ドラは毎朝楽しみだし、先週最終回だったドラマ“けもなれ”にもハマってクラフトビールに凝ったりするくらいにはテレビと付き合っています。そんななか年末一番の楽しみだったのがNHKスペシャル『アウラ 未知のイゾラド 最後のひとり』というやつで、とにかく全ての瞬間を息を飲んで堪能したのでした(ディモンシュのライブの日の夜に放送だったから録画しておいたのだ)。

10年くらい前『マクロスF』シェリル・ノーム(May'nさん)歌唱曲に「イゾラド」というタイトルの歌詞を書かせていただいた。菅野よう子さんから詞先で、と提案された画期的で新鮮な仕事だったわけだけど、そのイゾラドの、最後のひとりのドキュメンタリーなわけだから、しみじみと感慨深いものがあったし、いろんなことを考えさせられた。語りの町田康さんもよかった。うまく言葉で説明できない番組だけど、タイミングよく今晩深夜0時40分から再放送があるので、時間の都合がつく方はぜひ見てほしいなと思う。 僕の勘違いで、再放送は昨晩でした…。ごめんなさい。NHKオンデマンドでご覧いただけます。想像することを拒むようなドラマがそこにはある、のです。



NHKスペシャル『アウラ 未知のイゾラド 最後のひとり』

Posted by monolog at 23:22│Comments(0)