2019年06月11日

わびさび今昔物語

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少し前の話だけれど初台のオペラシティアートギャラリーで「トム・サックス/ティーセレモニー」展を見た。わくわくするようなナンセンスとクリエイティヴィティ。NASA、アメリカ、必要と無駄、この世の終わりと近未来のなかで「新しいわびさび」を追求するようなアートだなあと五感を刺激された。多かれ少なかれ、僕の仕事もフィクションのなかからリアリティを鋳造するようなところがあるから、興味深くその世界に誘われたのです。そして今週いっぱい開催の、トーキョーステーションギャラリーでの「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展に滑り込み。フィンランドの芸術家の多岐にわたる表現方法と作品群。20世紀中頃から50年におよぶキャリアは圧倒的だった。ここにも「わびさび」に通じる色付けがなされていた。

質素で静かな美意識に背筋が伸びました。

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Posted by monolog at 23:50│Comments(2)
この記事へのコメント
いっぱい刺激を受けていいですね。
トム・サックス/ティーセレモニー展、彼を通しての新しい茶道の見解、新しい茶会。見たかった。日本では東京でしかしないし。
ルート・ブリュック 蝶の軌跡展は伊丹にも巡回して来るので、ぜひ観に行こうと思います。
作品も可愛く温かいものからエレガントなものまであるようですね。
楽しみです。

あと、今そちらでクリスチャン・ボルタンスキー展が開催されていますが彼の過去最大規模の回顧展なので興味とお時間があればぜひ観に行ってみてください。得られるものがあるかと思います。開催期間も長いですし。あ、でもちょっと重いかも。

実は私はすっかり忘れてて見逃してしまい凄く落ち込みました〜行きたかった(TдT)
Posted by みーや at 2019年06月12日 23:56
世界のwabi sabi ー new inspiration な2つの展覧会
を紹介して下さり、ありがとうございます。

「お茶会」のポップ・アート的解釈? トム・サックスのメイン・ビジュアル、Wilco のアルバム
『What's your 20?』のジャケット写真のテイストに通ずるものがあると思いました。

ルート・ブリュック、初めて聞いたアーティスト名でしたが、日本人にはとても親しみやすそうな方だと思いました。可愛らしいフォルム、細部への目配りの美しさ、おだやかな空間を醸し出す、
豊かな色彩と質感。
東海地方には2020年春 岐阜に!楽しみです。
Posted by naco at 2019年06月16日 07:31