2019年06月21日

夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽 35(2019年6月19日 @ 下北沢 lete)【ライブ後記】


先月月見ル君想フ2DAYS公演以来のライブとなった下北沢leteでの弾き語り。先月リイシューされた『pilgrim/home sweet home』を最初から最後まで曲順通りに演奏することがこの日のコンセプトでした。最初と最後をボーナストラックでブックエンドのように挟むことも含めて、10年の時間を反芻するステージに。「clementine」を10年前と同じようにルーパーを踏んで演奏したら翌日腰のあたりに筋肉痛があり経年を実感。「夏の日の幻」はギタレレで。「三日月のフープ」は買ったばかりの1966年製Fender Mustangを弾いて歌いました。「pilgrim」も久しぶりに歌ったけれど、静かに熱く、想いが濃い。「雨に負け風に負け」もギタレレでやってみた。先月の月見ルで安宅くん、イトケンさんから「久しぶりに演奏したい」と発言があり意外だった「ONE」、自分のこれまでの作風と違って真っ直ぐすぎる言葉に照れがあったのだけど、あらためて素直に良いメロディだなと感じた。「ユートピア」はみんなの「嗚呼、家よ」のコーラスに支えられました。

「harvest moon」から始まる『home sweet home』はやっぱり『pilgrim』とは対照的なアルバムだなあと感じる。「携帯、鍵、財布とカメラ」と始まる『pilgrim』に対して「歓びの歌」は野球帽、お気に入りのシャツ、昨日と同じ鞄と身の回りのものを指差し確認するところから始まるけれど、向かう方向が違う。「home sweet home」は2011年の大地震の記憶と結びつき、「クレールとノアール」は今ではポチとポチ実の歌のようにも思える。先月に続いて「milk moon canyon」を歌ったけれど、そこにはいつも自分が聴いてるアメリカ音楽のフレイバーがあって心地良い。「glenville」「hanalee」なんかはもう自分の血肉のようなもの。この10年ずっとこの曲たちに救われている。本編最後の「距離を越えてゆく言葉」はまたギタレレで。

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この日は6月19日、愛猫ポチの5回目の命日だったので、アンコールでその話を。やっぱり話していると感極まってきて泣きそうになる。危なかった。ぎりぎりで大丈夫だった。思いを込めて「日向の猫」を捧げました。最後は「ユーフォリア」、そしてみんなおうちに帰っていくのです。leteに遠方から紫陽花のお花を贈ってくださった方がいて、ステージにそれを飾って歌ったけれど、終演後さらにたくさんのポチへの贈り物をいただいて、本当に嬉しかったです。ポチはいつまでも愛されててすごい猫だなあと感動しました。ポチが僕の猫になってくれたことをあらためて幸せだなと思いました。みなさんの心添えに大きな感謝を。

次のライブは7月6日、バンド編成での夜の科学です。新しいフェーズへと進んでいきたいと思います。

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Posted by monolog at 19:21│Comments(2)
この記事へのコメント
ライブの感動の余韻と山田さんの衝撃の告白の余韻とが一緒くたになって腑抜けた日々を過ごしております。
Posted by ニケ at 2019年06月21日 23:10
え、なに?衝撃の告白って!気になります〜
Posted by みーや at 2019年06月23日 03:08