2019年12月13日

猫町オーケストラ vol.20 - 街でうわさのヒットパレード(2019年12月8日 @ 恵比寿 天窓 switch)【ライブ後記】

メジャーデビュー20周年のメモリアルイヤーをひとまず締めくくるGOMES THE HITMAN年末恒例、記念すべき20回目の「猫町オーケストラ」が盛況のうちに終了しました。連日のライブのせいで疲れた僕はみんなより遅く会場入り。それでも開演ぎりぎりまで練習が続きました。なんの練習かというと、自分のいつものパートではない楽器を真剣に。昨年のライブのオープニングでやったパートチェンジしての演奏が好評だったので、今回もやってみたのです。キーボード堀越がギター、ドラム高橋がベース、ベース須藤がキーボード、そして僕がドラムとボーカルで始まったのは「夜に静かな独り言」、これはいい感じにかっこつけられたのですが、次の「緑の車」は疾走感しかない、バタバタした演奏で歌ってて笑ってしまうほど。でも客席もみんな表情がゆるんで良い始まりだったのではないでしょうか。

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自分のパートに戻ってクリスマスソング「churchbell's ringing」、「恋の見切り発車」と『SONG LIMBO』の曲が続きます。『memori』の影に隠れるかたちになってしまったけど、去年作った未発表曲集は今年の制作の足がかりになっている重要盤。リクエストを受けた「新しい季節」は20年前のデビュー盤からの1曲、今こそ瑞々しく響く気がしました。やっと歌に自分が追いついた感じ。「虹とスニーカー」はギターソロが楽しい。今宵はアナログシンセとのハモりで。「自転車で追い越した季節」から始まるパートはアコースティックに古い曲を。「プロポーズ大作戦」「会えないかな」と続いて最新アルバムから「ブックエンドのテーマ」という流れはとても感慨深いものがありました。「忘れな草」「北風オーケストラ」「hello hello」はどれも大きな会場で鳴らしたい歌だなと感じた。

「baby driver」から始まる『memori』収録曲を披露するコーナー。このアルバムの全貌がどんどん明らかになっていく感じ。リリースまであと2週間を切りました。父の話をしたあとの「小さなハートブレイク」、もともと旅立った愛猫を想って書いた歌がもっと普遍的な意味を持つようになるから人生って面白い。久しぶりに演奏した「ホウセンカ」、この曲ってこんな大きな歌だったけ?と思いながら感動しながら歌っていました。本編最後は「雨の夜と月の光」、ここのところだいたい興奮してハンドマイクで歌ってたからこの日は久しぶりに冷静に演奏しました。

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アンコールのぐだぐだの「北の国から」もご愛嬌、「sweet december」をソロとバンドで演奏する意味というのが自分にはあって、前の日の「sweet december」とは違う風合いを楽しみました。最後の最後に演奏するのが最初に出したCDの1曲目「僕はネオアコで人生を語る」っていうことが誇らしい。最初からこんなふうに思って歌を紡いで、それから20余年走り続けているのです。2019年は『Ariola years』とツアー、シングル『baby driver ep』とご愛顧いただきありがとうございました。12月25日にアルバムがリリースになって、26日にタワー新宿でインストアイベントがありますが、もうそのときから2020年に向けての新しい始まりだと思っています。また何度でもお会いしましょう。心強いサポートをしてくれるスタッフ、友人たちにも大きな感謝を。

Posted by monolog at 09:45│Comments(0)