GOMES THE HITMAN『memori』コメント from 高田タイスケ(PLECTRUM)
GOMES THE HITMANは『memori』を基本的に4人だけでレコーディングしました。録音とミックスはベース須藤さんが担当、ディレクターもプロデューサーも存在しないバンドだけの現場。そこに颯爽と風のように迎えられたのが盟友PLECTRUMの高田タイスケ氏(タイちゃん)。「タイちゃんにめちゃめちゃギターポップにしてほしい曲がある」と、3曲の共同プロデュースをお願いした。PLECTRUMの藤田顕くん(アッキー)は2000年代のGOMES THE HITMANにとってなくてはならないギタリストだったけど、タイちゃんと一緒にアレンジしたり録音したりするのは初めてで、でもこのアルバムにはタイちゃんとのセッションが不可欠だったなあと1年を振り返って強く感じていて、タイちゃんには心から感謝しています。PLECTRUMは時代をサバイブしてきた盟友だったけど、今年からは最期まで付き合う親戚みたいな感じになったよね。来年のツアーはタイちゃんも帯同、東京公演にはアッキーもいる。楽しみしかない。昨日タイちゃんがTwitterにつらつらと綴ったコメントをまとめました。
レコーディングに参加したGOMES THE HITMANニューアルバム『memori』いよいよ発売です!アッキー参加の2曲とタカタ参加の2曲を含む全12曲。という訳でGOMES THE HITMANとPLECTRUMの20年の長きに渡る記憶の物語をここに書き記してみよう。
出会いは最悪。
プレクトラムが『COLOMBIA』を出した2000年。確か宣伝文句に「トラッシュ・キャン・シナトラズばりの清々しさ!」みたいなことが書いてあって、それに釣られてライブにきたネオアコファンが「キミたち、全然トラキャンじゃないよね」と一言残して帰っていった。
その男こそ山田稔明!
ゴメスのボーカルだ。
悔しいがそのとき置き土産に貰ったGOMES THE HITMANの音楽を聴くと、確かにステキで私的で詩的なネオアコバンド。そりゃ指摘もするわな。ワテらナニワのギターポップバンドやさかい都会の洗練された音楽はよう出来ひん。といってもタカタは九州もんばってん。調べたら山田も同じ佐賀出身で、少し親近感が湧いた。
同郷ってことで過去は水に流し、話の流れで2001年にユニットを組むことに。ゴメス山田、プレタカタにセロファン高内シロウ&溝渕ケンイチロウ、そして名前が似てる(山田稔明と誕生日が一緒!)ということで風俗ライターの山田ゴメス氏が加わり、Mac&Wendy'sというバンド結成!山田ゴメス氏の本業多忙によりライブ2、3回で消滅したが、これが後にGAPCに繋がるのだ♩
GOMES THE HITMAN
advantage Lucy
PLECTRUM
Cellophane
それぞれの頭文字を取りGAPC(ギャーペーセー)、この4バンドでスプリットツアー開始!この時からアッキーがゴメスでサポートギターに加入。ゴメスの堀越さんがプレで鍵盤を弾いてくれたりもした。ステージの最後は4バンド総勢16人で「Roof Top Star Tripper」演奏。
GAPCがひと段落ついてまたそれぞれ自分の道へ。離れたり、近づいたり、お互いの動向は気にしつつ。山田君がレコーディングで使いたいからアコギを貸してといってきた。快く貸したら「このギター、ピックの音しかしないよね」って返された!そういう奴だ^_^
そのCDが出た後ゴメスは長い休みに入る。
須藤君、堀越さん、ケッチャンは別の現場で会ったり見たりして、ゴメスって各々すごいメンバーが集まってるんだと再確認!沖野俊太郎レコーディングでケッチャンにパーカッションお願いした時、クレジットどうする?って話になり、肩書きに「GOMES THE HITMAN」と入れる、という事でなんだか嬉しかった!
ソロ活動の時もヤマチンはたまに連絡をくれた。「いい曲できたから」とドライブに連れ出されカーステレオから出来立ての新曲を聴かせてくれる。「落ち込んでる」と言ってきた時は思う存分褒めてあげた。ネコってこんな感じなんだろなぁ。ネオアコなネコ。
今回もそんな感じでいきなり連絡が。
「ゴメスのニューアルバムで数曲プロデュースお願いできる?」
ドキドキした、が「喜んで♩」即答。その後の事はツイッターでも日々レポートしてたが「夢の終わりまで〜daydream session」は先行シングル「Baby Driver」のカップリングとして、「houston」「魔法があれば」は12月25日発売の『memori』に晴れて収録。
そういやプレとゴメスが出会うきっかけになったPLECTRUMの2000年リリースのアルバム『COLOMBIA』最後の曲は「Bookend」。そしてGOMES THE HITMAN「memori」最後を飾るのが
「ブックエンドのテーマ」これまた不思議な一致♩しかもどちらも同窓会をテーマとした曲というおまけ付き。
そんなこんなでこれまでのゴメスとプレの歴史をつらつらと書いてみました。
いろいろあったけど来年は『memori』をひっさげたツアーもあるし、これから一緒にたくさん“memory”を作って行こうぜ!なんにせよGOMES THE HITMANアルバム発売おめでとう!
完全に余談だが2009年のトラッシュキャンシナトラズ来日公演の際、タカタはローディーをやる機会がありツアーに帯同させていただいたのだ!そのとき山田との出会いの、あの言葉を思い出した。あとアコギを1965年製エピフォンコルテッツに買い換えた時も山田のあの言葉を思い出した^_^
高田タイスケ(PLECTRUM)
Posted by monolog at 10:24│
Comments(2) │
山田さん、タイスケさんの歴史が紐解かれたメッセージで感慨深く読ませていただきました。Mac&WendysもG.A.P.Cもリアルタイムでライブに行っていたので、自分の時間軸はタイスケさんや山田さんと並走していることを感じられて嬉しくなりました。
「ネオアコなネコ」、名言ですね!!
あっ、タイスケさん♡ プレクトラムの写真も。
初めて見る写真に感激です。
同じ故郷、同じ世代、同じような音楽体験をしてきたお二人の連帯感、良いなって思います。
それにしても山田さんの一言の破壊力(笑)
P.S.『ベストエッセイ2019』という本の中で
真っ先に読んだのは町田康さんでした。そのエッセイには、石牟礼道子さんとの思い出が綴られていました。「最近、あまり猫と遊んでやれないんですよ」という町田さんに石牟礼さんは、「あれは遊んでもらってるのでございます」と。