夏休み・お盆休みのとっかかりの3連休、近所のスーパーに買い物に行く以外にはまったく出かけなかった。何をしていたかというとTシャツの発送とか芝生に水を撒いたりとか掃除とか、“生活”をしていたというしかない。昼間は危険な暑さで外に出れないが、猫は毛皮を着ているようなものなのに元気に庭をパトロールするし、夜は夜でずっと庭先で寝ている。大丈夫か。
山の日の月曜日、日が暮れてからは珍しくずっとテレビの前にいて、NHKでやっていた卓球の石川佳純選手の『プロフェッショナル』、BSプレミアムの『盲導犬クイールの一生』(栗コーダーカルテットが音楽をやってる)、そして変な時間に目が冴えてWOWOWで録画していたブラッド・ピットが製作と主演を務めた『アド・アストラ』という、近未来の宇宙を舞台にした映画を観た。
石川佳純選手もクイールもいちいち心が震えて、ぐすぐす泣きながら鑑賞したけれど、『アド・アストラ』は海王星への孤独な旅を追体験して、違う意味で心が震える思い。宇宙は地球から眺めていたい。絶対行きたくない。我々もその宇宙の一部ではあるのだけれど。