2020年10月19日

TRAVELER’S FACTORY 9周年記念 山田稔明ライブ “TRAVEL IN MIND 2020”(2020年10月17日 @ 中目黒 トラベラーズファクトリー)【ライブ後記】

2012年のお店のオープンからずっと一緒にアニバーサリーイベントをやってきた中目黒トラベラーズファクトリーでのコロナ禍での9周年イベントは配信限定のステージとなりました。たびたび打ち合わせを繰り返して、前日から機材を持ち込んで役割分担を決めて、今までで一番チーム一丸となった「全員野球」だったなあと、クタクタになりながらもじわじわとした充実感を感じた夜でした。入念に確認したはずなのに配信開始直前に回線が繋がらなくてオロオロしたり、ステージスタートしたもののボーカルマイクに不具合があって何回もやり直したり…、何事もなくスッと進んでいたらかっこよかったんだけどなあといっぱい反省しながらも、早くまたこのシステムで何かやってみたい!と思うような新しいサムシングの礎を作った達成感があります。お付き合いいただいた皆さんありがとうございました。

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トラベラーズファクトリーの店内を紹介する映像は、前日に撮影した小芝居を含むもので、小気味いいセンスのお店の様子を伝えることができたらと僕が編集したもの。この9年で作ったノートを手元カメラで紹介したり、ステージ反対側のソファをリラックススペースとして歌う背景を変えたり、やってみたいことを全部詰め込んで、狭い2階のスペースはみんな大わらわでしたが、それも含めて面白くてあっという間に時間が過ぎていきました。

トラベラーズファクトリー9周年のキャッチコピーとして「ON CLOUD NINE」という言葉を聞いた時に一番僕の脳裏に浮かんだのはジョージ・ハリスンの大ヒットアルバムでした。「ON CLOUD NINE」とは「最高にハッピーな状態」みたいな意味があって、コロナ禍の2020年には似つかわしくない言葉なわけだけど、それでも好きなものについて考えて手を伸ばし手に入れようとする気持ち、祈りのような響きを受け取りながら、ライブの1曲目にとても陽気なジョージ・ハリスンの「Got My Mind Set On You」を歌いました。

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毎年恒例のオリジナルノート。今年はトラベラーズ飯島店長に京都のイラストを描いてもらって、そこに僕が描いたとても2020年的な装いのポチとポチ実を配置した。トラベラーズファクトリーはコロナ禍の6月に京都に新しい店舗を開いたのだけど、早くそこを訪れることが実現したらいいなと思う。表紙をめくっていくと「LIVESTREAM MEMO」というリスト。2020年の新しいスタイルとして定着した感のあるライブ配信、たくさん抱えて見切れないという人も多いと思うので(僕もそう)メモをつけました。このノートを見返すときに「ああ、2020年ってこういう年だったな」と思うノートを作りたかったのです。

録画アーカイブが10月24日までご視聴できます。最初なかなか音が出なくて慌てる僕の姿も克明に刻まれています。オリジナルノートもまだ間に合いますので、リアルタイムで参加できなかった方もぜひこちらから。来年はトラベラーズファクトリー10周年。また来年の秋にみんなでリアルに集まりたいですね。チームトラベラーズのみなさん、スタッフのみんな、いろいろ手伝ってくれた友人たち、そしてご視聴いただいた皆さんに心から感謝。

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Posted by monolog at 17:06│Comments(2)
この記事へのコメント
こんにちは山田さん!
とても楽しくて素晴らしい、山田さんにしか出来ないライブでしたよ。最初、音が出なかった時、配信を見ている皆さんのコメントもあたたかくて、ご本人だけではなく、ファンの方々も素敵だな、と思いました。
トラベラーズファクトリーは成田空港のお店で初めて知りましたが、中目黒にも、そして京都にも行ってみたいです。チラッと映っただけでも、気になるもの、欲しいものがいっぱいありました!
2020年は誰もが旅する自由を奪われて、本当に悲しくて辛い年になってしまったけれど、想像する自由まで失くしてはいけませんよね。楽しいことに想いを馳せ、心の旅を続けながら、来るべき時を待ちたいです。
あれだけの配信の準備、大変だったと思います。関わって下さった全ての方々、本当にありがとうございました😊そして山田さん、いつもありがとうございます😊また次が楽しみです!
Posted by Mickey at 2020年10月19日 17:35
素人が勝手に言っていますが、音がgrenvilleくらいから更に良くなったように思いました。
寛ぎの席の時も。

はじめの曲が何事も無く格好良すぎたら、倒れる人続出だったかもしれません。
「見なかったことに」というセリフ、そして始めの威勢のいいドラム音からやり直し、というところで、「言葉を選びなさい」と叱られると思いますが、最初のところだけ(さあ、今度こそ、と始めからやり直すというパターンが)コントのようで、緊迫の空気が和らいだように思いました。新たなる伝説が刻まれましたね。

この度は特に詩の意味より、一層、音(おん)の綺麗な流れが美しいなと思う時が何度もありました。

はじまりの緊迫の中でも冷静に修正していかれる姿も含め、吟遊詩人のドキュメンタリー+エンターテイメントという新しい配信内容だったな、と思っています。

有難うございました。今後も山田さんのMORE,MOSTに期待しています。
モンティーパイソン(←ご存知ですか?イギリスの諷刺エンターテイメント)的なのも山田さんの博学と知性と間のとりかたで、真面目に演じているのに目が物語る。そして吟じる。っていう、そういう高度な演技をされる姿も拝見できるような気がしています。
Posted by チコリ at 2020年10月19日 22:55