会場下見を兼ねてスティーブン・マルクマスの来日公演を観に初めて大阪梅田のシャングリラに行ったのが去年の11月末だったから果たして1年越しのステージだった、と言える。本当なら3月に、そして5月にやる予定だった梅田シャングリラでの公演は『memori』レコ発から『memori』1周年アニバーサリー公演となった。この状況での旅、ライブ敢行はなんとも後ろめたく、とても苦しい判断だったけれど、なんとか年内にこの関西ツアーを完遂したかった。それでもやっぱり高速を車で走って旅するのはワクワクするし、ライブ会場入りして機材を下ろし、ひとりひとり音を出していく瞬間は僕らを奮い立たせるものだった。とてもよく晴れた2020年の最後の金曜日。
梅田シャングリラは素晴らしい会場だった。また必ず来年ここにじゅうぶんな準備と想いを持って再訪したい。『memori』1周年ということで最新アルバム『memori』を中心に組んだセット、とにかく演奏すること自体が楽しいだなんて、もう27年も活動しているバンドでそんなふうに思えるんだなあと感慨深かった。4人とPLECTRUMタイちゃん、とてもバンドらしいバンド。お客さんがあんなに体を動かして音楽を受け止めてるのをもしかしたら初めて見たかもしれない。みんな声を出せないから拍手したりリズムに乗ったり、コロナ禍に心得たアクションを実践していたように思う。
リハーサルから片付けまでずっと超楽しかった。しばらくこの日のことを忘れないだろうと思う。難しい時期にご来場いただいた皆さん、配信で参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
Posted by monolog at 23:56│
Comments(1) │
来年はそれに歓声もつけられて、さらにすごい景色を見ていただけるといいなと思います!なんだかなぁって感じの2020年の締めくくりに、完璧な夢を見てたみたいな2daysのプレゼントをありがとうございましたぁ★★★★★