先日の富山への行き帰りのドライブ、リイシュー6作品を車に積んで1988年から順に爆音で聴いていく。『GREEN』は中学生だった。『OUT OF TIME』は高校生、『Automatic for the People』は大学1年生。特にこの3枚はすべての瞬間を心と耳と唇が記憶している。歌詞もそらで全部歌えるくらいだ。『MONSTER』は僕にとって踏み絵のようなレコードになった。そして25周年となった『New Adventures...』は社会人になって初めて出たR.E.M.で、毎日クタクタになるまで働いてこのレコードを再生してもすぐ寝ちゃってなかなか最後まで聴けなかったから、心震えるほど素晴らしい「Be Mine」や暗雲に指す光のような最終曲「Electrolite」に出会うまでに長い時間がかかった。
ちょうど1988年から1996年まで彼らを辿って富山に到着した。中学生から社会人までの自分に再会するようなドライブだった。そして帰路は『New Adventures』25周年盤のDISC2、それとBBCのライブ音源を聴いていたら東京へ。いつまで経っても僕にとってのナンバーワンはR.E.M.である。ファンになってよかったなあと心から思えるから幸せ。


書き溜めた「R.E.M.再考」というカテゴリー、写真のリンクが外れてしまったりしていますが、2000年代中盤頃からR.E.M.についていろいろ書いてるのがまとまっています。