忙しくバタバタ暮らしていたら通り過ぎてしまいそうになった。毎年3月3日と4日は調布の深大寺で「だるま市」があるのだけど、お菓子屋ダンラナチュールのなっちゃんからだるまの写真がメッセージで送られてきてハッ!と気づいたのだ(コロナ禍になるまではいつもなっちゃん家と出かけていた)。で、慌てて出かけた。継続すること、それが自分にとって大事なこと。縮小開催と謳われてはいても賑やかでだるまの色で真っ赤に染まる境内は壮観。今年は青と黄色のだるまを買って平和を願う。古いだるまと新しいだるまに目入れをしてもらって、古いだるまを奉納し、新しいだるまを抱えて深大寺を後にする。1年間ありがとうございました。新しい1年もよろしくお願いします。
「だるま」のことが気になって調べてみたら、モデルとなった達磨大師はインドで生まれて中国で修行をした僧侶だそうだ。壁に向かって9年間座禅をし続けたとか150歳まで生きたという伝説が残っていて、あまりにも過酷な修行で手足が腐り落ちたからだるまはこのかたちになったという、「えええ…」というような記述もあった。
2020年から僕らはずっと修行してるみたいだ。疫病のみならず戦禍まで加わった。穏やかな日常が戻ってきますように。