
バタバタと慌ただしく実家に帰った。もう今年何回目になるかな。母親の健康問題、病院に付き添ったり医師の話を聞いたりというのがミッションの旅なのだけど、久留米市内にある病院での用事が早く済んだので羽犬塚の親戚の家に寄ろうということになった。Googleマップ頼りに車で荒木町というところを走っていたら「荒木町、、、この道はいつか来た道…」と急に既視感が僕を襲う。駅を通り過ぎ、この角を曲がったら確か、近藤フードセンター。近藤研二さんの実家だ。僕が興奮しながら車をキューっと停めるとちょうどお店の前で掃除をしていた近藤さんの姪っ子ちゃんが「あれえ??山田さんじゃなかですかあ?わー、なんか山田さんが来たよー!!」「まさかやー!」と騒然とする近藤フードセンター。同行していたうちの母親もなぜかテンションあがってきて「お世話になっております山田の母です!」と近藤さんのお兄さんに挨拶。実に4年ぶりの聖地巡礼(4年前は母親の入院を見舞ったあとで立ち寄ったのだった)。お寿司とか唐揚げとかお土産をいっぱいいただき、うちの母親はらっきょう漬けとお麩なんかを買い物していました。
近藤さんとお兄さんはどんどん顔が似ていっているように感じる。もともと近藤さんが音楽の道を志した背景にはお兄さんのいろんなアドバイスがあることを聞いたから近藤さんのお兄さんに会うと音楽が聴こえてくる気がする。嬉しそうに小さな頃の写真を持ってきたお兄さん、僕もなんだか親戚みたいな気がしてくる。僕は18歳で上京したから地元の地理にはまったく不慣れで、移動するときはいつもナビに連れられるままになるのだけど、どこを走っているかわからないままたどり着いたのが近藤さんの実家だったのはめちゃめちゃテンションがあがりました。
梅雨入り前の福岡での出来事でした。
