
昨年からずっと準備をしてきた愛知県岡崎市、おかざき世界子ども美術博物館でのはしもとみお展に際するコンサート。木彫展示のなかでのライブというのは様々な理由で難しい案件なのですが、今回作品もお客さんも相まみれて地べたに座ってご覧いただくという、なかなかあり得ない環境での素晴らしい時間になったと思います。音響機材と楽器をすべて持ち込んで1時間弱でセッティングしてリハーサルから本番。近藤さんイトケンさんと僕でなければできなかったかもしれないなと思いました。
何倍もの倍率を当選してご来場いただいた満員のお客さん、子どもの姿が多かったのも印象的。大きな拍手をもって迎えていただいた。少し暗めの会場が「ナイトミュージアム」の趣きを演出していて、何が起こるのかワクワクする感じ。猫の気持ちになって「猫町オーケストラ」で始まったコンサート、続いてたくさんの動物をお世話する飼育員さんの立場から「上野動物園準備中」。「第2の人生」を歌うと子どもたちの目がキラッとしたのを感じました。「hanalee」はウクレレで始まってどんどん盛り上がって、個人的にはこの日のハイライトだったと思います。


近藤さんとみおさんの2人で軽快な「おじいさんの11ヶ月」と優雅な「Ave Maria」。イトケンさん作曲の「Song for Serena」の神秘的な雰囲気に後押しされて「月あかりのナイトスイミング」。スーッと音が遠くまで飛んでいく感覚がありました。満場の手拍子で「lucky star」、立ち上がって踊りだす子どもたちもいたりして。
アンコールは「日向の猫」、100人のお客さんのコーラスでラララと響く空間を見上げながらコロナ禍の3年を想うとやっぱり感慨深いものがありました。「toi toi toi」で大団円、みんなにいいことがありますように。展示はitokenさんの音響が効いて、これまでのはしもとみお展とは一味違う空気がありました。動物たちもいきいきとして、特に初めて実物を見たポニーの大きさにびっくり。素晴らしい時間と空間、音楽家と彫刻家と動物たち、そしてお客さん。制作チームループ舎のみんなもお疲れさまでした。
ご来場いただいた皆さんに心から感謝を。展示は7月17日まで。
