コロナ禍のあいだずっと中止で、4年ぶりの開催となった隅田川花火大会。蔵前NAOTで花火鑑賞会をするというので誘ってもらって出かけてきた。僕がフジロックに遊びにいくことも多かったので、隅田川花火大会に参加するのは2017年以来か、長い時間が経ったように思う。打ち上げ会場付近は大賑わい大騒ぎで、お祭り感がハンパない。100万人以上が出かけたらしい。みんなずっと我慢してたからそうなるよね。蔵前NAOTではずっとアニバーサリーライブをやってたから年に1、2度は訪れることになっていたけれど、ここに来るのもとても久しぶりで2018年の高野寛さん高橋久美子ちゃんとのライブ以来。階下のカワウソ、写真家の大沼ショージさんや萬田さんにも会えて嬉しかった。ささやかな人数でのささやかな集まり。美味しい食べ物とビールと、花火。
打ち上げ場所のすぐそばで見る花火はやっぱりすごくて迫力があって、初めてNAOTのベランダで隅田川花火大会を体験したときは「花火革命」という言葉が流行して、詩人の高橋久美子ちゃんなんかはその翌日に「僕たちの花火」という詩を書いて送ってきた。僕もそれにすぐ曲をつけて次の年のライブで歌った記憶がある。この日はギタレレを持っていって、花火が打ち上がり終わってしっとりした時間に、その「僕たちの花火」を歌った。誰かが泣いてた気がしたけれど、見て見ぬふりを。
楽しい夜をありがとう。