8月27日以来の久しぶりのステージ、病気療養を経ての演奏活動再開のライブが無事終了しました。配信アーカイブを見ましたが少し瞼が腫れてるかなあっていうくらいで、ちゃんと歌も歌えていて安心しました。いつも元さんと2マンライブをやるときは僕が先攻するんだけど今回は元さんにスタートを切ってもらって「クローバー」。僕は「僕の目はカメラ」「左目のカメラで焼き付けた夢の跡」とやたら暗示的な「毎日のポートフォリオ」を選曲。元さんは僕の「blue moon skyline」をカバーしてくれて、とても新鮮。「誰かに会いにいこう」というフレーズはカスタネッツの「ねないねないねない」に重なる。僕は「二人」という夏の終わりを切り取った歌をカバーさせてもらった。「星に輪ゴムを」に元さんがコーラスをつけてくれるのもすごく良い。
カバーセクションはまず僕がリリースから30周年の小沢健二「天気読み」を。大学時代に出会い日本語で歌詞を書くきっかけになった曲、いうなれば自分のルーツ。元さんのルーツはお兄さんから教わった吉田拓郎「流星」、熱唱でした。拓郎から “”フォークの神様 ディラン「Don't Think Twice It's Alright」に永井宏さんが日本語をつけた「くよくよするなよ」を僕が歌うと、元さんはホフディラン「スマイル」をカバー。くよくよしないで笑顔を、という何とも心がほっこりする繋がりでした。恒例のフィッシュマンズカバーは「100ミリちょっとの」、大好きな曲をハーモニーつけて歌えてとても楽しかった。
後半では「サテライト」と「hanalee」を元さんと一緒に歌えたのもよかったし、前日に音源が送られてきた「僕のあたらしい歌」も古い曲なのだそうだけどとても新鮮だった。「浮草」もちゃんと録音してみたいですね。もう何年やってるんだろうか。「裸眼」は僕の左目が裸眼になって初めてのライブということで、「目覚まし時計が鳴って眠たい目こすりながら/飛び込んでくる光の粒、少しずつピントが合って」という最後のフレーズを歌わせてもらって感慨深かったな。「トンネルぬけて」で大団円。満員御礼、あたたかい声援をありがとうございました。配信で参加してくださった皆さんにも感謝。コメントも全部読みました。
この日は元さんの誕生日。朝は土砂降りの雨だったのに午後から天気がよくなって、とても素晴らしい一日でした。また来年、みんな元気に集まりましょう。配信アーカイブが10月29日までご覧いただけますので、ぜひこちらから。