ライブ当日、お昼のライブだったので午前中に会場入り。特製ランチボックスの準備で慌ただしい店内の片隅で僕は最後までセットリスト・曲順を吟味。楽しそうなお客さんたちの声を聞いていると僕も気分が良くなっていくのです。13時になってライブがスタート。「my favorite things」で手拍子を伴ったオープニング。そのまま「太陽と満月」でもハンドクラップのリズムが楽しい。クリスマスシーズンらしい賑やかなライブにしたかったのです。


チャッツワースからの今回のリクエストはアルバム『pilgrim』楽曲だったので「三日月のフープ」、季節外れの「夏の日の幻」、そして「pilgrim」を演奏。年に2回のペースでやってきた加古川、今年は最後の最後になって急遽実現したから1曲1曲をあらためて丁寧に歌いたかった。GOMES THE HITMANの12月の公演を引き継いで『mono』『omni』『ripple』を振り返るコーナー、「笑う人」、そして「RGB」から「そばにあるすべて」。濃厚な言葉とメロディの連なり、この頃の歌は言葉が、なんというか、たくましい。
2枚目のクリスマスアルバムを出したからにはクリスマスコーナーを、ということで「wish you a merry christmas」を皮切りに、ライブで初めて「Deck the Halls」と「Hark! the Herald Angels Sings」を歌った。際限のない多重録音で作ったトラックをひとりで演奏するのは難しいが、メロディの美しさが際立つね。「the first noel」も久しぶりに歌いました。また来年もたくさんクリスマスをお祝いできたら。
新曲「blue hour」から新曲コーナー。「走馬灯」で泣いている人がいてもらい泣きしそうになる。「lucky star」は明るく手拍子をもらいながら。リリースから10年経った『新しい青の時代』、その初回盤デッドストックがチャッツワースで売られているのを見てボーナストラックとして収録された「あさってくらいの未来」を歌うことにした。本編最後は「happy ending of the day」。今日と変わらぬ明日が来ますように。
アンコールは、15年前、初めてチャッツワースでのライブをするときに旅の途中で歌詞を完成させて初めて新曲として歌った「歓びの歌」。ここにくるといつも「大丈夫、大丈夫」とメロディが頭に流れてくる。恒例の景品くじ引き大会もあってとても和やかな雰囲気のなか「sweet december」、そして「セラヴィとレリビー」で大団円。また何度でも来たい、僕の西のホーム。30回記念の風船の飾り付けをしてくれた人がいて感謝。そして岸本さん、はつ江さん、今年も年の瀬の楽しい時間をありがとうございました。
また来年に。

