2024年05月12日

海を越えたシャツ

今年の2月にママンTシャツというのを販売してとても好評だったのだけど、インスタグラム経由で海外からの問い合わせも多かった。時間も費用もかかってしまうので基本的にオフィシャルSTOREは国内発送のみにしているからほとんどをお断りしてしまった。一人だけ、アメリカに住んでいる若いギタリストとのやりとりは本筋から蛇行して、「君はミュージシャンなの?」「そうだよ、アメリカに来て音楽を勉強しているところ」「出身はどこ?」「スウェーデンだよ」と会話を重ねるうちに友だちみたいになった(というか、友だちになった)。僕が投稿するレコードを見て「自分以外にこのアーティストを知っている人にあったことがない!」と興奮してメッセージをくれたりするから自ずと音楽の話になったり。彼は23歳の学生、アメリカに住むスウェーデン人で、SpotifyでGOMES THE HITMANや僕のソロも熱心に聴いてくれて嬉しい感想をくれたりする。友だちになってすぐに僕は彼にママンTシャツを送ることにした(きちんと彼もPaypalで経費を払ってくれた)。

アパートの部屋番号記載忘れのために荷物が戻ってきたりした。往路はめちゃくちゃ時間がかかるのに復路はあっという間に返ってくるのは日本の郵便システムがいかに有能かという再確認になった。2度目の発送でようやくつい先日Tシャツがアメリカに届いた。ママンTシャツを着て嬉しそうに写真を送ってきた彼の姿を見てとても不思議な気持ちになる。サブスク配信されていない『pilgrim/home sweet home』のCDを同封したら早速聴いてくれて「雨に負け風に負け」が今自分が聴いているすべてのアーティストのなかで一番好きな歌だと言ってくれた。お世辞でも嬉しい。彼の作っている音楽はインストゥルメンタルで繊細なギターの響きがとても良い。スクールで学んでこれからどんな音楽家になるのか気になる。

もしアメリカのヴァージニア州を旅する人がいたら、ママンTシャツを着た若者とすれ違うかもしれない。そのときは「良いTシャツだね!」と声をかけてあげてほしい。

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Posted by monolog at 23:35│Comments(1)
この記事へのコメント
✌👕(=^・^=)
Posted by 🐈 at 2024年05月14日 20:30