CAFE AOZORAは長く続くライブカフェの佇まいで、このビルは1階が大きなライブハウス「窓枠」、2階がCAFE AOZORA、3階はブラジル音楽のライブバーになっていて、4階がリハーサルスタジオ。僕の控室はガラス張りのスタジオAだった。隣の部屋からはバンド練習が聞こえる。音楽の町浜松らしい賑やかさ。平日開催の危惧もなんのその、当日券含めてたくさんのお客さんが集まってくれた。


この日はライブをやりつつ番組オンエアで使用できるようなトーク部分の収録をあわせて行うというハードルの高いトライ。事前にご来場の皆さんに「ラジオおとな相談室」というテーマで相談事をメッセージでいただいた。遠方からの遠征組も多かったのでオープニングは「blue moon skyline」、からのハンドマイクでラジオ収録スタート。皆さんからの相談に答えたり答えなかったり笑ったり唸ったり。でもこの感覚も悪くない。少しMC饒舌気味のライブという感じで笑いの絶えない2時間になりました。
リリースから四半世紀となった『weekend』から「光と水の関係」「ready for love」、静岡伊東の大室山に登ったことがきっかけでできた「一角獣と新しいホライズン」を軽快に飛ばしたあと、リクエストの「ユーフォリア」、静岡出身の先輩高野寛さんの「確かな光」とゆったりしみじみと。そして続けて、できたばっかりの新曲「シャーとニャーのはざまで」も評判がよくてみんなも歌ってくれて嬉しい。


窓の外の景色が夕暮れから夜になっていくのを眺めるライブが僕は好き。「月あかりのラストワルツ」は窓から夜空を見上げる曲、続くワルツはこの日「ハミングバード」。「小さな巣をつくるように暮らすこと」歌声採集2ヶ所目、良い声録れました。「あさってくらいの未来」はリクエストにお応えして。本編最後はラジオのために作った「PRIMECATS RADIOのテーマ」。バンドで録音したい小気味のいいポップソング。
アンコールは楽しい歌か感動する歌かで会場に問いかけて楽しい歌の勝利。「太陽と満月」と「my favorite things」を手拍子に乗せて。終演後はたくさんのサインと握手と会話。気づけば夕飯を食べる機会を逃してしまうほどあっという間に時間が過ぎました。浜松では今回の旅、念願のレコードショップOomalama訪問ができたし、浜松餃子も美味しかったし、またゆっくり遊びにきたいと思います。ライブの模様をPRIMECATS RADIOでオンエアする予定なので今しばらくお待ちください。今後ともラジオ「PRIMECATS RADIO」とあわせてGOMES THE HITMAN、山田稔明をよろしくお願いします。
