2024年06月19日

西寺郷太 with 山田稔明 トーク&セッション(2024年6月15日 @ 兵庫・加古川 寿願寺)【ライブ後記】

よりによって加古川という小さな街でライブ日程も開演時間もほぼ丸かぶりしてしまったということを嘆いてメッセージを送りあったNONA REEVES西寺郷太くんと急遽実現した加古川・寿願寺でのトークとライブセッション。郷太くんは僕と同い年で、それこそ四半世紀前から面識があったわけだけれど、これまで対バンしたことがなかった。たまたま下北沢の飲み屋で一緒になったりするくらいで。なので今回連絡をギリギリまで取り合って打ち合わせて当日機材を組み合わせて練習して本番!みたいな、急ごしらえだったからこそのテンションだったのかもしれません。半日あっという間だった。

寿願寺は郷太くんの父方の実家、京都出身のイメージがあったけど加古川ルーツが。ご住職はお父さんで、将来は弟くんが継ぐそう。ご両親ともに郷太くんの親らしくとても楽しく快活。本番前にお母さんの美味しい手料理をいただいた。直前の告知にも関わらず御堂は満員。イベントはまずご住職によるお経から始まった。続いて郷太くんの弟・阿楠くんの法話をお母さんの緑さんが代読。なんだかすごくありがたいイベントである。そして僕と郷太くんの時間に。

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ふたりとも基本おしゃべりなので相性がいいのかもしれない。笑いが絶えず楽しい雰囲気、歌も歌いやすかった。今回のやりとりではビートルズの話がいっぱい出たので、ジョン派である僕だけれども敢えてLET IT BE、「セラヴィとレリビー」を歌わせてもらった。郷太くんはノーナの「三年」という曲を。ふたりのセッション、ボーカリストふたりがビートルズを熱唱するという、あんまり観ることのできないレアな風景。「Two of Us」と「Across the Universe」。やっぱりボーカリストに本気でハモるのは楽しい。ふたりともどんどん声が大きくなる。

時間にして1時間弱だったか、とても内容の濃いセッションだったと思います。瞬発力のすごさよ。終演後はご住職であるお父さんが、この場所(お寺)でビートルズがインドから持ち帰った感性で作った「Across the Universe」を歌う意味を汲み取って熱く応えてくれたのが印象的。お母さんから「料理店でご馳走を」とお誘いいただいたのだけど、僕はHEATWAVE山口洋さんのライブを観にいく先約があったので残念。かわりに郷太くんと一緒にチャッツワースへお連れして岸本さんに紹介。郷太くんも山口さんのライブに行くことになって、ライブバーCECILへ。

偶然にもけっちゃんも帰省しているタイミングで寿願寺に顔を出してくれた。音楽家がたくさん。なんとミラクルな加古川での一日だったか。真夜中まで長い一日、とても楽しい土曜日でした。お会いした皆さんに心から感謝を。

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Posted by monolog at 16:25│Comments(0)