2024年07月06日

夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽54(2024年7月4日 @ 下北沢 lete)【ライブ後記】

2013年から始まった「夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽」の54回目は、下北沢レテの25周年アニバーサリーの公演になりました。奇しくも7月4日というのは先代愛猫ポチの誕生日で、生きていたら25歳。そして僕も今年25周年アニバーサリーイヤーということでめでたい「25」が3つ揃った夜。僕が初めてレテでライブをしたのは2007年の7月6日、14年前でした。そのときはレテと今はもうない高円寺SALON/by marbltronでの2デイズ。七夕の時期だったので、笹を買って会場に飾ってみんなに短冊に願いを書いて結んでもらった遠い記憶。なので、テーマは「星」、そしてもうひとつ「虹」でした。

オープニングは「雨に負け風に負け」。この歌の「悲しくはなかった」という抒情が好き。続いてリクエストに応えて「晴れ男と雨女」「スティーブンダフィー的スクラップブック」、『pale/みずいろの時代』から聴きたいという要望に応えて「pale blue」と「ナイトライフ」を歌いました。『pale』はこの季節によく似合う作品。

line_oa_chat_240705_105106

069FB105-C2DD-4AE8-AF0B-22815D0982B7

そして季節の歌、「たなばたさま」から続けて未発表曲「milky way」。これは2007年に坂本真綾さんに楽曲提供した「30 minutes night flight」のオリジナルバージョン。真綾さんによって歌詞が改められて「30 minutes..」になる前の僕の歌詞はこんなふうだった。今でも大好きな曲。この曲を提供したのが惜しくて「三日月のフープ」を書いたと言ってもいい。「虹とスニーカー」から“虹”をテーマに。ポチが亡くなったときに「https://pet-inori.com/column/niji/index.html" target="_blank" title="">虹の橋」のたもとで待っているという慰めをたくさんいただいた。そのときは素直になれなかったんだけど、最近この虹のたもとについてよく考える。「Rainbow Connection」は先日札幌でキッコリーズが近藤さんと一緒に演奏していたのがすごく良くて僕は控室でちょっと泣いてしまったくらいだった。元たまの柳原幼一郎さんがアルバム『Drive Thru America』で歌った日本語歌詞でカバー。この曲はセサミストリートのカーミットが主役の映画のためにポール・ウィリアムスが書いた曲だが、間違いなく「ムーン・リヴァー」のオマージュ。なので、「ムーン・リヴァー」も歌ってみた。名曲ってすごい。口にしただけで自分が聖人かなにかになった気分になる。

窓から夜空を見上げるように「月あかりのラストワルツ」、今宵のワルツは「新しい朝のワルツ」。ポチを想って「lucky star」、そしてチミママ讃歌の「シャーとニャーのはざまで」をみんなで合唱。前回のレテ公演で初披露した「オレのイエスタデイ」はその後歌詞がどんどん推敲されて「昨日今日いつか」「愛と和音」とタイトルを変えていき、この日全貌が完成し、タイトルは「あいとわをん」に落ち着いた。ものすごい達成感。リクエストに応えて「ユートピア」、「嗚呼、家よ」という客席からのコーラスが大きく響く。その勢いで「小さな巣をつくるように暮らすこと」のコーラス録音も完了。「日向の猫」のラララの歌声もここ最近で一番だったかな。みんなで歌う夜でしたね、この日は。レテのために作った「小箱のなかの音楽」で本編終了。アンコールは元気な歌か感動する歌かで多数決、感動するほうで「あさってくらいの未来」を歌いました。「セラヴィとレリビー」で締めくくり。

line_oa_chat_240705_112134

56B59B51-47DB-402D-BBED-CF89D67D6FAC

終演後、レテ店主町野さんと「25年って全然あっという間じゃないですよね」という話をしてうなづきあう。最近町野さんはお店(バー営業時代)を始めた頃に付き合っていたお客さんとの再会がこの頃多いということを言っていた。何周か巡ってそういう星回りもきっとあるのだろうな。僕らも25周年を機会に新しいお客さんも古いお客さんもみんな垣根なく集まれる空間を作りたいと思う。

良い夜でした。平日の夜にも関わらず空席のない空間が嬉しかったです。また9月にレテで会いましょう。


Posted by monolog at 23:00│Comments(0)