先の週末のバンド編成ワンマンから数日、また吉祥寺スターパインズカフェのステージに戻ってこの日は「吉祥寺町内会の集い」と銘打った、慣れ親しんだ地元仲間でのライブ。スターパインズカフェの27周年を親密にお祝い。平日にもかかわらずたくさんのお客さんが来てくれて嬉しかったです。開演して僕、湯川トーベンさん、イノトモちゃん、近藤研二さん全員でステージへ。そこでまずくじ引き。演奏する順番を決めました。これはなかなか対バンイベントにおいてドキドキするトライ、何番目に自分が出るかということが実はセットリストには影響するので、この日の演奏曲目はその場で臨機応変に対応することにしていました。
くじ引きの結果は1番僕、2番トーベンさん、休憩挟んでイノトモちゃん、最後は近藤さんに。長男堂店主による前説の間に僕はチューニングしながら、何を歌うかをピピピと計算。1番に歌いたかったからくじ運に感謝。
夏の終わりと秋の始まりがこの日の個人的テーマ。1曲目は「high tide」、季節の変わり目を感じさせる浜辺から。25年前、メジャーデビューミニアルバムから「夕暮れ田舎町」。故郷の風景を歌った歌、この日の出演者はトーベンさんを除いてみんな九州出身なのも不思議ね。地元ということで「sweet home comfort」を久しぶりに歌ったけど、ギター少し間違っちゃったんで近々またリベンジしたい。「そばにあるすべて」は持ち時間25分のなかでも時間がゆっくり流れるシーンを作りたくて歌った。「風合い」はこの日ライブを観にきてくれた82歳の御婦人が好きだと言ってくれた曲なので選曲。もう一曲歌いたくなって「星に輪ゴムを」を秋の夜長を思いながら。
トーベンさんの自由なステージも、イノトモちゃんの繊細さと大胆さが共存する時間も、近藤さんのギターの響きとエンケンさんとサザン(!)のカバーも素晴らしかった。あっという間に時間が過ぎていきました。最後のセッションはジブリ作品でご存知「カントリー・ロード」から。4人全員で歌うのが本当に気持ちよくて、続くトーベンさんのバンドFOLK ROCKSのハワイアン珍曲「ハワイへ行くなら」の限界ファルセットも楽しかった。SUGAR BABEカバー「DOWN TOWN」はトーベンさんの提案、あえてオリジナルキーで必死で歌うという試み。これもコーラス分担して、とても気持ちが良かった。
ダブルアンコールは遊びにきていたtico moon影山さんにもステージに登ってもらって、「風景」。この曲はいつもトーベンさんとご一緒するときに歌う、そのオリジナルを知らない歌だけれど、とてもシンプルで温かくで大好きな曲になってきた。たくさんのギターが並ぶステージ、このメンバーならではの夜になったのではないでしょうか。あの場にいた皆さんに感謝。スターパインズカフェの27周年、あらためておめでとうございます(今月もう一回盛大にお祝いします)。
photo by ka-ko
Posted by monolog at 08:17│
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