三連休の真ん中、自分が演奏するステージがない週末、刺激的なインプットを求めて。会期ギリギリで峯村リエさんの舞台「ミネムラさん」を観ることができた。前回峯村さんが出演する舞台を観たのは多分父親を見舞った大阪だったか。久しぶりに緊張感と開放感が同居する演劇の世界に身を沈めることができました。不思議なお話だったな。峯村さんの女優魂、独壇場。
昼公演だった「ミネムラさん」が終わって、新宿駅の反対側まで歩いて夜は谷山浩子さんのコンサート「猫森集会2024」へ。谷山さんのライブを観るのは2回目、前回はゲストに女優の小芝風花さんを迎えての演劇的要素の強いステージでしたが、今回谷山さんの歌に音を添えるのはなんとitokenさん。パーカッションはもちろん、鍵盤ハーモニカやトイピアノ、玩具楽器にIKEAのお皿など大活躍。谷山さんの非日常的でメルヘンチックで異質な唯一無二の世界観をリズムカルに彩っていた。間口が広いのにマニアックでまるでプログレ。谷山さんは活動50周年とのこと。その風格とすごみと可愛らしさ。
表現するってすごいことだなあと思う。心が満タンになった。