下北沢へライブを観にいった。「胸キュン☆アルペジオ vol.20〜福村貴行くんの22回忌〜」、advanatge LucyやVASALLO CRAB 75、元Lucyの福村くんと親しかった皆さんがずっと続けている年に一回の集まり。僕も2019年に出演させてもらったことがある。20年続いているってすごい。福村くんだけ若いままのイメージで、まわりの僕らが20余年分年を取っていることも不思議な気持ちだ。ルーシーと知り合ったとき一番最初に電話番号を交換したのが福村くんだったなと思い出す。
会場には友だち知り合い、久しぶりに会う顔がたくさん。advanatge Lucyのライブを観たのはいつ以来か。advanatge Lucy、PLECTRUM、セロファンと僕らGOMES THE HITMANがGAPCという連帯で対バンツアーをやったのが2002年頃だったらしい。アイコちゃんが「名古屋でゴメスとルーシーが対バンしたとき以来じゃない?」とか言うから、調べてみたら2004年のことで、まさか20年ぶりとかそんなことはないだろうと思うけれど、でも本当に久しぶりにみんなの元気な姿を見た。「シトラス」を聴いて甘酸っぱい気持ちになる。
先週同じ時代を駆け抜けた盟友セロファンの作品がサブスク解禁された。久しぶりに聴いたらやっぱり青春の音がした。セロファンは憧れのバンドだったからその長い不在がさびしいし、たまにみんな集まるとセロファンの話になるし、この日の打ち上げでもそうなった。10年とか20年とか、全然あっという間じゃない時間の間にみんなそれぞれの人生を進めている。今みんながどういう歌を歌うのか、どんな新しい音と言葉を紡ぐのかを聴いてみたいなと、そんなことを思いながら冬らしくなった夜の街を歩いて帰った。白い息を吐きながら。