2025年01月30日

日は沈み、また昇る

2011年の震災のときに知り合って付かず離れず連絡を取るようになった宮城県気仙沼に住む人がいて、僕は彼のことを「気仙沼くん」と呼ぶのだけれど、気仙沼くんが昨年の誕生日に楡周平著「サンセット・サンライズ」の文庫本と映画のチケットを送ってきてくれた。聞けば、舞台が気仙沼とのことで、数年前に僕が『おかえりモネ』という朝ドラにハマったときも「ぜひ気仙沼に」と誘ってもらってたんだけど、再訪を誓ってから随分時間が経ってしまっていることを申し訳なく思いつつも頂いたチケットで映画を観てきた。

宮藤官九郎脚本ということで、会話劇がテンポよくて楽しくてどんどん物語に惹き込まれていく。コロナ禍の2020年から始まる物語が10余年の過去から続く震災の経緯と交錯してそれぞれの想いがつづれ織りのように重なっていく。海の幸の美味しそうな映像にとてもお腹が減るし、今年こそは気仙沼へという思いも強くなった。きっと自分で選んで観にいく映画ではなかったと思うので、今回気仙沼くんが機会をくれたことに感謝。映画『サンセット・サンライズ』、笑って泣いて、とても面白かったです。

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Posted by monolog at 23:58│Comments(0)