2025年05月19日

シャーとニャー vol.1(2025年5月16日 @吉祥寺スターパインズカフェ)【ライブ後記】

吉祥寺スターパインズカフェでのトモフスキーさんとの2マンライブ。とても楽しみにしていたイベント、素晴らしい一日でした。この日は演奏する順番をくじ引きで決めることになっていたのだけど、リハーサルをどっちが先にやるかも決まってなくて、僕もトモさんも同時にセッティングしながら「こんなこと普通ないですよね」と少し困惑しながらもそのカオスを楽しむような感覚。本番まで楽屋でトモさんとまったり過ごす時間も僕にとってはとても貴重なものでした。ステージ上でくじ引き、どっちも先にやりたい演者ふたり。結果トモフスキー専攻、僕が後攻という結果に。トモさんのステージはストーリー仕立てで楽しくときにじんわりして可笑しく優しい。客席から存分に楽しませていただきました。最高だった。

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トモさんのセットにはバスドラが組み込まれていて、僕の出番のときもそれが目の前にあったから気まぐれに踏み込んでみるも、これは簡単に手を出してはいけない達人技なのだとわかる。1曲目「三日月のフープ」から「一角獣と新しいホライズン」、久しぶりに緊張しているなあと感じながら。バックトラックで「思うことはいつも」。グランドピアノで「RGB」はこないだ神戸で歌ったのが良い感触だったので東京でも歌いたくなりました。この日の「手と手、影と影」は歌と心がひとつになる感じがした。「ああ、もう二度と消えない傷を」と歌うときにママンの爪痕を見つめていたら客席からどなたかが「消えるよ」って言ってくれて、それもよかったな。

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ママンの報告をしてから「シャーとニャーのはざまで」「最後のお願い」。この日もたくさんのお心添え、優しい言葉をかけてもらってありがたく感謝するばかり。「夢の続き(imaginary)」で“生まれ変われるように”と歌詞を書いた意味が後追いで追いかけてくる。最後は「光の葡萄」、久しぶりのスターパインズカフェのミラーボールはやっぱり息を飲むほどに美しかった。

トモさんとのセッションの最初は「ゲンキガナカッタナ」、これは僕のセットのなかでカバーしようと準備してきた曲だったのをリハーサルで急遽トモさんがドラムを叩いてふたりで演奏することになった。僕はこの寄るべもなく暗く沈んだ歌が昔から大好きなのだ。トモさんと演奏できてとても嬉しかった。トモさんの「映画の中」は僕がちぐはぐなドラムを叩いて、トモさんがピアノで歌った。最後は僕の「my favorite things」、トモさんのパワフルでぐいぐいと推進力を持つドラムがこの曲に新しい響きをつけてくれました。今までやったことのない感覚の「my favorite things」だった。

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金曜日の夜にたくさんのお客さん、会場入りしてからずっと楽しかったので終わってしまって「ああ、終わっちゃった」とさみしくなる。今年最初のスターパインズカフェでしたが、やっぱりここは特別な場所だなと思いました。次は9月かな。今回タイトルに vol.1 ってついてたのでまた来年2回目があることを期待しつつ。かけがえのない一日をくれたトモさん、スタパの皆さん、スタッフみんな、そして集まってくださったお客さんに心から感謝を。

Posted by monolog at 23:05│Comments(0)