2025年05月27日

GOMES THE HITMANーSATELLITE TOUR 2025 “Band de Bel Canto MACHIDA”(2025年5月24日 @ 町田 まほろ座MACHIDA)【ライブ後記】

3月の横浜公演以来のGOMES THE HITMAN、東京都町田市のまほろ座MACHIDAで初めて演奏しました。音の反響が少なくて演奏に集中できるハコで、一音一音丁寧にフレーズを紡いでいく感じがありました。とても居心地のいい会場ですね、まほろ座は。スタッフ皆さんのホスピタリティも素晴らしい。楽屋にコーヒーがあったりカントリーマアムがあったり、そういうとこもちょっとうれしい。満席の会場、いつもの登場SEが鳴ってステージへ。「思うことはいつも」からスタート、思うことはいつも形あるものはそっと消えていくということ。「keep on rockin'」「午後の窓から」とリリースから四半世紀となった『cobblestone』楽曲を。季節を先取りして初夏の歌たち「平和なるサバービア」「晴れ男と雨女」、「虹とスニーカー」ではお立ち台に乗ってギターソロ。10周年のまほろ座の歴史でお立ち台に立ったのは僕が初めてだったそう。「太陽オーケストラ」で真夏モードに。

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まほろ座店長はキンモクセイ/サトミツ&ザ・トイレッツの佐々木良くん、彼をステージに呼び出してGOMES THE HITMANとキンモクセイのレーベルメイトとして関係についていつもの定番話。奇しくもキンモクセイの復活アルバムと同じ日にリリースされた『memori』から「night and day」と「baby driver」を演奏して前半終了。休憩を15分挟んで第二部という構成も新鮮でした。この日はインディー時代から新曲までとてもバランスの良いセットリストだったなと思う。今回はメンバーが演奏したい曲を4曲ずつ投票するというスタイルで決めたラインナップでした。

リリースから20年にして「夜の科学」を4人で初めて演奏しようというのはけっちゃんのアイデアだったか。リハーサルに入って最初にアレンジしたのはこの曲でしたが、どんどん静かにテンションがあがっていくような、「ドライブ」にも似た長尺曲なのだと再認識しました。またやってもいいな。「手と手、影と影」も“エモ”かった。消えない傷のフレーズのとき右手の甲を見つめるのがお決まりになってきた。「サテライト」の爽快感、とてもシンプルな歌なのに様々な感情が去来する歌です。

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Key堀越がステージ上手に移動してアコーディオンでの「小さなハートブレイク」「新しい朝のワルツ」、そしてエレキ2本のアンサンブルで「レモンティーと手紙」では堀越メンバーもお立ち台へ。こんな新機軸楽曲が結成30年以上経って生まれるとは。ライブ前日に「最後のお願い」という新曲をメンバーに聞いてもらって急遽セットリストに。この曲は非常に個人的な歌でソロの作品に収録されると思うけれど、バンドでの演奏もとても良かった。新曲「ポリフォニー」で本編締めくくり。もうCD作れるくらい未発表曲がたまってきました。新しいGOMES THE HITMANも楽しみにしておいてください。

アンコールの最初は「週末の太陽」、これは須藤さんリクエストの歌だったかな。アンコール2曲がデビューアルバム『weekend』からというのも良い構成でした。最後は「雨の夜と月の光」、まほろ座のミラーボールもスターパインズカフェに負けないくらい素敵な光の雨を降らせてくれました。たくさんのご来場、歓声嬌声もいっぱいありがとう。とても楽しい2時間半でした。次回は7月、茨城水戸ボージャングルス。どんなライブになるか今からドキドキします。また新しい、サムシングニューなGOMES THE HITMANにご期待ください。

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この日のセットリストをプレイリストにしました。お楽しみください。
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Posted by monolog at 08:21│Comments(0)