2025年06月02日

マキノゲン × 山田稔明、恒例ジョイントライブ〜いつも旅の途中 2025新緑編(2025年5月31日 @ 下北沢ラプソディー)【ライブ後記】

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ここ最近は年に2回の恒例となってきた下北沢ラプソディーでのザ・カスタネッツ牧野元さんとのジョイントライブ。最初が2018年で、もう8年目になるのですね。その時がラプソディーの2周年記念でした。今年は9周年をお祝いします。土砂振りの雨の街を通り過ぎて走って下北沢にたどり着くとサウンドチェック、リハーサルしているうちに空が晴れてきた。もうそれだけで嬉しい。「リハは軽く」とか言いながらみっちりギリギリまでやってしまうのは元さんと僕の性分か。今回は難易度の高い曲が多かったのでピリッと緊張感がありました。

立ち見の方もいるほどの満員御礼、ラプソディー9周年月間の最後を賑やかにできてうれしい。ステージにあがって1曲目は僕の「サテライト」、続いて元さんの「どうせ明日も晴れだろう」。今回僕はカスタネッツの「青と白の日々」をカバー、大好きな歌なので何度目かのトライでした。元さんは僕のソロデビュー作から「pilgrim」、とても難しい曲に挑戦してくれました。別の歌みたいに新鮮に感じた。その「pilgrim」の雰囲気に飲まれて続く「手と手」を見失うアクシデントもライブならではかな。“世界にひとつだけのハモ”という名言も飛び出た。「hanalee」に寄り添う元さんのコーラスもとてもいいのです。「Hello」で前半終了。

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後半のカバーセッションは元さんセレクトeastern youth「夏の日の午後」というチャレンジ楽曲。パンキッシュな原曲を弾き語りでエモーショナルに。僕もパンクス気分で選曲、ザ・ブルーハーツの後期楽曲「夕暮れ」を。今回のフィッシュマンズカバーは「いい言葉ちょうだい」、もう初期楽曲はあらかたカバーしたのでは?続いて元さんセレクトのこれまた難曲KANさんの「まゆみ」、本番とてもうまくいきました。ピアノで作られたであろう曲をギターで演奏する難しさと楽しさがありました。KANさんの楽曲は洋楽名曲への愛あるオマージュに溢れている。高校時代にカラオケでカーペンターズを熱唱して羨望されたという自慢話の後に僕が選んだのはサイモン&ガーファンクル名曲中の名曲「America」(ラジオでも最近何度もかけましたね)。そして元さんが選んだふたりで思い切りハモるための井上陽水奥田民生の「ありがとう」、これもビートルズへの敬意あるオマージュでした。

僕がここ2ヶ月猫のことで翻弄されている最中にできた歌「最後のお願い」を歌いたくて、デモを元さんに聴いてもらってコーラスを添えてもらった。この歌は“猫を待って”いるときにできた歌なので、続く元さんの「猫を待つ」へと美しい流れ、本編終了。そのまま下がらずアンコールは共作曲「浮き草」、そして定番ボ・ガンボス「トンネルぬけて」で大団円、かと思いきやカーペンターズ「Yesterday Once More」のイントロが流れてきて壁のスクリーンに歌詞が映し出されるカラオケ状態。僕はハンドマイクで熱唱、というおひれがついてライブ終了。佐賀のカラオケボックスでこの歌を歌ったのは1991年、もう35年くらい前のこと。とても気持ちよかったです。

この日のライブの模様はツイキャスプレミア配信にて6月14日までアーカイブをご覧いただけます。視聴チケットはこちらから。また秋にここで集まれますように。たくさんのご来場、配信でのご参加、そしてスタッフみんなに心から感謝。ラプソディー9周年、おめでとうございました。これからもよろしくお願いします。

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Posted by monolog at 08:32│Comments(0)