2025年06月23日

夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽59(2025年6月21日 @ 下北沢 lete)【ライブ後記】

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春に続いて季節にそぐわないような日差しと気温の日。いよいよ季節は暑いか寒いかの二極化か。週末の下北沢は賑わっていて夏休みみたい。1週間前のヤマネコロッヂでの生音ライブの感触がとてもよかったので、この日もあんまり大きい音でPAしない自然な音像での演奏を試みました。満員御礼、59回目の下北沢レテ「夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽」の始まり。

2日前が太宰治の桜桃忌にして先代猫ポチの命日だったので「Qui La Laの夏物語」でスタート。「雨降り、水無月、桜桃忌も過ぎて」という歌いだし、この日歌うのが一番時期的にぴったり(七夕あたりもいいかな)。リクエストに応えて「一角獣と新しいホライズン」、英語の話題からブライアン・ウィルソンの訃報にふれて「神のみぞ知る」カバーと「海があればよかった」、これは英語タイトルにするならサーフィンUSAの歌いだし「If everybody had an ocean...」だから。

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晴れ男の話題から「雨に負け風に負け」、リクエストのあった「ココロ/コトバ」も久しぶりで新鮮。「星に輪ゴムを」と「月あかりのナイトスイミング」は雨の降らない梅雨空をなんとなく複雑な想いで眺めながら。先月下北沢ラプソディーでカスタネッツ元さんがカバーしてくれた「pilgrim」を“逆さまの地図の上”を紐解きながらあらためて自分で歌う。

暑くなってきてシャツを脱ぐと僕のTシャツに「Cat Sitter」と書いてあったことに気づいた人がいただろうか。この日はポチ実の11歳の誕生日。制作中の“ニャーアルバム”のバックトラックに乗せて「きみは三毛の子」と「明け方のミー」を歌ってお祝い。ポチを想って「lucky star」と「small good things」と続けました。ポチとチミ、ママン、そして世界中の猫に捧げる猫ソングコーナーでした。

新曲をまとめて。「あいとわをん」は少し久しぶり、そしてリクエストに応えるかたちで昨年夏に書いた「八月のベルカント」を新しい気持ちで(ギターで)歌いました。「夢の続き(imaginary)」、「最後のお願い」と今年になってできた歌、やっぱりシンガーソングライターである自分にとって新しい曲が自分以外の人の心に響いているように実感できるときに大きな喜びを感じる。

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ヤマネコロッヂでやったような会場一丸となった合唱をまた体感したいことを客席みんなに伝えて「日向の猫」を本編の最後に。この曲はしっとりしてて、大合唱っていう雰囲気でもなかったかな。それでも最後のラララのコーラスは小さなレテに声が充満している感じがして感動。僕はみんなとギターを置いてからも歌い続けて指揮者のように透明のタクトを振って歌を締めくくったのでした。アンコールでは「そばにあるすべて」、そして最後は「my favorite things」で再びそこにいる全員での大合唱で大団円となりました。

小さな会場でライブをするときの醍醐味かもしれませんね、シンガロングは。すごく楽しかった。またやりましょう。

Posted by monolog at 13:27│Comments(0)