2025年06月24日

絵を描く時間

5月からほとんど毎日1枚か2枚、猫の絵を描いている。始まりはママンが耳を切除する手術をして、その傷が痛々しかったので写真ではなく絵でママンのことを報告しようとおもったことがきっかけだったけれど、そのうち傷もどんどん癒えて、しかしママンだけじゃなくてポチ実のスケッチもするようになっていく。使う画材は水彩色鉛筆、色鉛筆で描いたあとに濡れた筆でそれをにじませていく。11年前に先代猫ポチを亡くしたとき、その亡骸を前に最後の絵を描いたのと同じ水彩色鉛筆だということにこないだ気付いた。

最初は写真を撮って、それを見ながら描いていたのを、そのうち実物を目の前にして描くほうが断然楽しいことに気づいた。猫はじっとしていてくれないから素早く構図を写し取らないといけなくて、そうするとひとつの絵を描きあげるのに5分くらいしかかからないようになる。短い時間で描けば描くほど絵が生き生きして見えるから不思議。ママンは黒1色と瞳の色黄色、鼻の色薄茶色の3色、チミちゃんは黒と茶と瞳のうぐいす色の3色の濃淡で描く。もうスケッチブックが3冊終わって、4冊目に入った。

チミちゃんの三毛の毛皮の模様を完璧に把握した。ママンの豹みたいな斑点もかっこいい。絵を描く時間は僕にとって新しいルーティン、「目」そのものになる時間。

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Posted by monolog at 23:19│Comments(0)