立教大学池袋キャンパス、ライフスナイダー館での「細野さんと晴臣くん」へ滑り込み。大規模な展示ではないけれど、中学・高校・大学と思春期を過ごす“晴臣くん”が描いたノートの数々は熱量が高く、ずっと見入ってしまう。机に埋め込まれたノートたち、耳を澄ますと聞こえてくる(耳を澄まさないと聞こえない)音楽、レコードジャケットいろいろ、とても丁寧に趣向が凝らされた展示だった。そんなにピーター・ポール&マリーが好きだったんだ…とか、当時の漫画が面白そうだったり。とにかく当時のノートが良い状態で保管されていることが素晴らしいし、そのレガシーが半世紀以上を経てこの空間を作りあげている。細野さんにはずっと元気に長生きしてほしいと思った。
学生気分でキャンパスを妄想散歩しながら、好奇心こそがその人を作る、と思った。会場となったライフスナイダー館は1920年代から存在する蔦の絡まる洋館で素晴らしい雰囲気。歴史のある文教施設には知識の精霊みたいなオーブが漂っている気配がした。それをいっぱい吸い込んだ。

Posted by monolog at 23:07│
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