4月の終わり、エリザベスカラーで気が立っていたママンにやられた手の怪我が、3ヶ月を経てようやく治った。右手の甲の爪の引っかき傷は、治ったというか、タトゥーみたいな消えない傷になってるから今でもわりと見る人に心配されがちだけど、そこはもう全然痛くなくて、ちょっとした勲章みたいな感覚すらある。左手の中指の2ヶ所の噛み傷のほうは、ざっくり犬歯(猫なのにね)で噛まれたのでとても深く、ひとつは1ヶ月半くらいでふさがったけれど、もう1ヶ所のほうは傷が爪まで到達して爪が死んで剥がれてしまって生皮は触れるとヒリヒリした。絆創膏とテーピングでだましだまし、何食わぬ顔をしてライブをやってたけれど、一時はギターが弾けなくなるんじゃないかとめちゃくちゃ不安だったことを思い出す。奇跡的に弦を押さえるときに痛みがなかったからなんとかなって胸を撫で下ろした。猫の噛み傷はとても危険なので破傷風の注射を打つことになって、都合3回の接種が必要で来年の春にもう一回打つことになっているけれどちゃんと憶えていられるだろうか。
爪がないと手に力がなかなか入らなくて、やっぱり指先が気になってしまう。日常生活にもいろいろ支障があったけれど(洗い物とかお風呂とか)、ようやく、というか「あれ?治ってる」っていう感じでいつのまにか、ある日寝て起きたら爪が生え変わっているのに気づく。まだ少し波打って不格好な爪だけれど、噛まれて3ヶ月経ってようやく指が指らしくなった。ママンの耳の手術後の傷は2ヶ月で完治したけれど、人間の怪我はそれより長くかかるのだな。
右も左も手に傷が残ったけれど、いつもこれを見たら今年の春のことを思い出すんだろう。

Posted by monolog at 23:41│
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