毎回完売、満席のお客さんに見てもらえることも嬉しい。どちらか片方のファンというよりもふたりでの演奏を楽しみにしてもらっているという感覚がずっとある。元さんとのステージでしか出さない自分が確実にあるし、元さんもそうなのかもしれない。この日は「トム」という曲を初めてカバー、元さんは「予感」を元さんらしく歌ってくれた。「歓びの歌」みたいなもとから“エモい”曲に元さんにハーモニーをつけてもらうとさらに熱くなる。僕も「ムーンパレス」は本来出ないキーのコーラスを必死で。

2月にCLUB QueでカスタネッツとGOMES THE HITMANの2マンをやったとき、僕は愛猫ママンの介護の真っ最中で、会場入りして元さんに「実は」と打ち明けた。元気もなく面白いことのひとつも言わない僕に元さんはとても優しくてライブの後も気遣う連絡をくれてとてもありがたかったから「最後のお願い」をふたりで歌うのがとても感慨深かった。「バックパッカー」は今回初めて演奏したけれどとてもいい曲だと思いました。
ライブの翌日が忌野清志郎さんの命日だということで、元さんは「デイ・ドリーム・ビリーバー」、僕は「500マイル」と清志郎さんが日本語詩をつけた洋楽ポップスをカバーした。言葉の人だったということを再認識。この2曲もハモるのが気持ちよかった。僕が選んだもう一曲のカバーはかまやつひろしさん「ノー・ノー・ボーイ」、スパイダーズの曲だけれど、この日はかまやつさんと玉置浩二さんがテレビ番組のセッションでやったバージョンを参考にした。元さんは奥田民生さんの「息子」を。以前井上陽水さんとの「ありがとう」をやったこともあるし、元さんは民生さんが好きなのだな。

フィッシュマンズのカバーというのも12回連続でやってきたことになる。初期の楽曲にこだわって選んでいるのでもう残すところ少ないなか、今回は「パラダイス」。とても良い感じになったと思います。とても熱のこもった「Through」、声の重なりが気持ちいい「hanalee」で本編終了。
アンコールは「浮草」。この曲をふたりで作ったのは2000年代の中頃だったはずで、20年くらい経っているけれど、歌うと毎回新鮮。僕はそのとき作ったデモをなくしてしまった。元さんは持っているのかな、聴いてみたい。最後はボ・ガンボス「トンネルぬけて」。満月1日前の大きな月が窓の向こうにきれいに映る5月の夜でした。この日の模様はツイキャス配信にて5月15日までアーカイブをご覧いただけます(こちらから)。また秋に元気に会えますように。
この日久しぶりに手描きのフライヤーを作りました。こんな感じ、記念に。
