2026年06月08日

“猫さんぽ展 vol.8” 山田稔明ライブ(2026年6月6日 @ 自由が丘 ギャラリー自由が丘)【ライブ後記】

梅雨の晴れ間のような、ちょっと動くと汗が滲むような日。少し早く会場に入って絵を眺める皆さんのことを眺める。猫を眺めるのは海を眺めることに似ている、と書いたのは作家の保坂和志氏だが、猫を眺めている人を眺めるのは何に似ているだろうか。その表情が猫の目のように変わっていくのが面白かった。僕は今回初めて「猫さんぽ展」に自分の絵を混ぜて飾っていただいて、やっぱり気恥ずかしい気持ちになる。

ギャラリー自由が丘でもうだいぶ長いことライブをさせていただいている。2017年からだからもう10年近いお付き合いになるのかと思うと時間の流れにびっくりする。だいたいいつも真っ白な壁に猫の絵が飾られているのを背景にして歌うから自ずと猫の歌が中心になるのだけど、今回は「猫」にはあまり意識を置かずに選曲した。というのも、4月の下北沢レテでのライブがまったく意図したことではなかったのに猫いっぱいのセットリストになったので、結局意識しても無意識にでも猫はそこかしこに入り込んでくるのだな、と思い知ったからだ。

IMG_0734

IMG_0750

東京でのソロライブは少し久しぶり?ライブは満員御礼で日の名残りがあって穏やかな雰囲気。「new sensation」で始まるのは先月静岡名古屋からのモード。猫の出てこない「何もない人」、実は時間とともに移りゆく日向に眠る猫の描写からヒントを得た曲。初めて東京で新曲「one dayーなんということもないありふれた日々の話」を演奏。新曲はやっぱりわくわくして楽しい。「ニャンとなるSONG」での客席からの歌声の大きさに驚いて、グッときてしまう。とても嬉しい。気づけば窓の外は夜に鳴っていた。

下2点の写真はお客さんから公式LINEに送っていただいたシーン。終始とても和やかなライブでした。まるでそこかしこに猫がうたた寝しているような。アンコールではさざめくような「風合い」と会場が一体となるような「my favorite things」。終演後も皆さんゆっくり展示を眺めていただいて、とても良い時間でした。みんなも猫の絵を描けばいい。かわいくしかならないから。

ご来場ありがとうございました。展示は10日(水)まで。

line_oa_chat_260606_224639 line_oa_chat_260607_093008




Posted by monolog at 23:32│Comments(0)