明けて今日、朝にニコのレコード(『Chelsea Girl』)を聴いたのでその流れで興味のあった映画「残響のメロディ 魂の放浪者ニコ、最後の旅路」を観にいった。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに添えられた花、その自伝的映画だと思っていたら違っていて、1986年から始まる、晩年の2年にフォーカスされた物語で知らないことばかりでとても惹き込まれた。とても重たく暗い声。誰かのためではなく、自分の魂と運命に対峙するような歌ばかり。
名声と現実、孤独と愛に苛み、破滅的に旅を続ける姿が壮絶。その寂しさと哀しさ、少しの可笑しみを眺めながら、ほんのちょっとだけ自分の母親がニコの姿に重なったのは前日に花を飾ったりしたからだろうか。終演後にトークショーがあって元ルースターズの下山淳さんと元クロスビート編集長荒野政寿さんの貴重なお話が聞けたのはラッキーだった。そして奇遇にもこの日、ニコの38回目の命日だったことに驚く。全然そんなこと知らなかった。
来年からは母の命日にニコのことも思い出すのかな。
