2026年08月24日

夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽67(2026年8月22日 @ 下北沢 lete)【ライブ後記】

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真夏のレテ公演。天気予報は午後から荒れ模様とのことで、晴れ男気質の僕でもこれは無理だなと思う。昼夜2部構成、14時開場の“マチネー”はぎりぎり持ちこたえた。1曲目を「way back home」にするのは最初から決めていました。昼の部のリクエストはウクレレで「何もない人」、デビュー前の習作「僕たちの旅ー自己嫌悪'97」も久しぶりで新鮮、中村雅俊「俺たちの旅」へのオマージュを明かす。「down the river to the sea」で川を下って海へ。「high tide」は無人島を夢想する歌。

リクエストで夏の童謡「浜辺の歌」に初めてトライ。冬の「もみじ」もいいが夏の童謡も素晴らしい歌がいっぱい。「おぼろ月夜」から「月あかりのナイトスイミング」へ、この日は物語性のある曲順を意識しました。レアなリクエスト「同い年のディラン」はカセットテープ『INOKASHIRA』から。この夏自分で何本もダビングしながらよく聴いた。8年前にこの曲を書いたとき『エンパイヤ・バーレスク』だった同い年のディランアルバムは『奇妙な世界に』になった。なんと自作曲がひとつもない弾き語りアルバム。

その流れで英語詞曲のカバーは惜しくも先月バイク事故で亡くなってしまったアイルランドのシンガーソングライター グレン・ハンサードを偲んで映画「ONCE ダブリンの街角で」のなかから「Falling Slowly」を。ファルセットが印象的、だれかとデュエットがしたい。この映画を観たあとに作った曲が「milk moon canyon」、メロディの片鱗がそこかしこに。窓の外は雨が降り始めた。かなり大きな雨音。

ママンが2月に亡くなってからなんとなく歌う機会のなかった「シャーとニャーのはざまで」にリクエストが。楽しく歌うことができてよかったな。しみじみと「最後のお願い」を続けて。新しい“新曲”「なんということもないありふれた日々の話」と八月限定の「八月のベルカント」、本編を「lucky star」で締めくくる。

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雨はどんどんひどくなり昼の部終演後の帰路の皆さんも濡れただろうし、夜の部にいらっしゃったお客さんたちも絵に書いたようなずぶ濡れ。熾烈な雷雨でした。吉祥寺スターパインズカフェでのイベントに続いて雨に悩まされる日となりました。夜の部“ソワレ”がスタート、そんなシチュエーションで奏でる「外は大雨で/夏休みは終わったのさ」、ここが海ならまだロマンチックだったかな。「saturday song」は「なんてよく晴れた土曜日」というところで吹き出してしまった。「目に見えないもの」は夏のため息みたいな歌、この日に似合っていた。「20世紀の夏の終わり」で夏を見送る。

夏の童謡から「月あかりのナイトスイミング」、「Falling Slowly」のファルセット、昼2時間歌ったあとだったけれど夜の部は自分の歌がとても艷やかに伸びていくのが楽しかった。「ナイトスイミング」では僕がハーモニカを装着し忘れたことによる突発的な“みんなでハミング”が奇跡的に成功して美しかった。「ハミングバード」は夜の部のリクエスト、ライブ中盤に歌うのが新鮮。リクエストの「あいとわをん」、「最後のお願い」は店主町野さんのうちの猫るーいと新しく迎えたアナちゃんを思いながら。8月はあっち側とこっち側の境界線が曖昧になる一ヶ月、「lucky star」もそういう歌。

アンコールで最新曲「おねがい shooting star」のコーラスパートをお客さんに伝授し、まだみんなの濡れた洋服は乾いてなかったかもしれないけれど、2時間の楽しいハレのひとときだったのではないでしょうか。たくさん歌って僕にとってもすごく充実した夏の終わりの一日となりました。


Posted by monolog at 23:46│Comments(0)