2004年09月26日

10年ひとむかし vol.3

orange10年前の1994年というのは多分僕が最もCDを買っていた時期だと思うが同時に最もCDを売り払ってた時期でもあるので好きなモノしか手元に残っていない。

フィッシュマンズの1994年はすごい。僕は'93年の『Neo Yankee's Holiday』からがリアルタイムで、'94年に入って「Go Go Round This World」「Melody」と連発される歴史的マキシ・マスターピースを震えながら聴き、その年の秋には『ORANGE』というアルバムでとどめを刺されました。

このアルバムは9曲入りで40分弱で、個人的に理想的で完璧なサイズだと思っています。躍動的な前半と穏やかな後半が対照的で、だから40分という時間が良い意味で長くて音楽で充満している。当時(今でも)このアルバムには非常に影響を受け、自分でも「オレンジ〜真実」という曲を書きました。
mountainこのアルバムと翌年のライブ編集盤『Oh! Mountain』の間に僕は市川CLUB GIOで初めてフィッシュマンズのライブを最前列に近いとこで見た。ステージ上でみんなが「オアシスへようこそ」のイントロで煙草を吸う姿を忘れずにずっと憶えている。そのときのサポートギターはカスタネッツの小宮山さんでしたが、10年経って一緒にフィッシュマンズの曲をセッションするなんて当然思ってもいなかったし感慨深い。

僕はフィッシュマンズが好き過ぎて、就職活動時にメディアレモラスという、彼らが在籍した(今はなくなった)レコード会社の面接さえ受けている(落ちた)。僕はどんなフィッシュマンズのも大好きだけど、おそらくこの’94年あたりが一番幸福感あふれるフィッシュマンズだったのかもなーと思う。
Posted by monolog at 13:17│Comments(2)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
徹夜作業の合間に見にきました。
ここ一週間くらいの音楽的書き込み、非常に興味深いというか
食い入るように読んでいます。
そこで思い出したのだけれど、山田さんはどういうきっかけで自分で音楽を
始めようと思ったのですか?
誌的・文学的、というか語学とかいった興味のルーツは音楽があって生まれたのでしょうか。
ちょっと入り込んだ質問で申し訳ありません。なかなかしんどい問いですね。。
そのうち機会があったら聞かせてください。
以前古本屋でフィッシュマンズの詩集、いや佐藤さんの詩集?が売られていたのを見たのですが、まだ売っているのだろうか。。こんど探してみます。
Posted by ますだ at 2004年09月28日 00:38
音楽を始めたきっかけは当然もうよくわからないのですが、
僕は一人っ子なので小さい頃から妄想の中でいろんな遊びをしてて
小学生のときは野球チームとかサッカーチームを一人で作ったりしてたのが
中学生になる頃には4人組のロックバンドを一人で結成したりしていました。
その妄想バンドでは僕はギターリストで作曲担当だったのを憶えてます。
それが具体的に現実化したのが大学生に入ってからで、大学2年にGOMESを
作ってそれが10年以上続いていることに驚かされます。
結局「きっかけ」は一人でいる時間が長かったから、のような気がします。

文学とかそういうものへの興味は音楽に導かれたものとそうでないパターンと様々です。
Posted by ymd at 2004年10月02日 10:35