正式タイトルは「リンダリンダラバーソール?いかす!バンドブーム天国」。’80年代〜’90年代初頭の狂騒の時代を振り返ったエッセイ。時代としては僕が高校生で初めてバンドを組んで毎週イカ天を見てた頃から大学生になって上京してGOMES THE HITMANというバンドを組むか組まないかの時期です。ああ、高校のとき初めて組んだバンド、僕はギターリストで、バンド名はEmpty Heartだったなあ(空っぽの心だと!ストリートスライダーズの曲名に由来)。
大槻氏の語り口も非常にホロ苦く青臭くウィットに富み、みうらじゅん著「青春ノイローゼ」と比べるとぐっと同時代的で、面白くて切なくて可愛そうでアッという間に読み終えました。
「青春ノイローゼ」もそうなんですが、乾いた笑いとその背後に停滞する不安感と焦燥感が胸に刺さって、弱々しくも優しい気持ちになります。優しい涙みたいのが出ます。